山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

2005-01-01から1年間の記事一覧

とんでもねえ家系

やっぱりどう考えても、義弟の家の荷物は処理業者に頼むには、軽く見積もっても10万はかかる物件だったもんな。「悪いコトしたなあ」と思ったが、6万円で受けてくれたんだから仕方ない。本当なら心付けとして、来てくれた業者さん二名様には五千円ずつでも包…

ありがたや

そんな暖かい世間の人情を、殆ど感じる事無しに死んで行った義弟が不憫で仕方ない。世間に背を向けて、本人なりに(あくまでも本人「なり」に。世間の価値観とはかなりずれまくっていたが)真面目に生きていた筈なのに、何も良い事が無かった人生。あまりに…

渡る世間は鬼ばかりでナシ

トカナントカ、息も切れ切れになりつつ、どうにかこうにか納骨の日を迎える。もう一切の葬儀は無し。納棺式だけ済ませてそのまま焼き場へ行き、自宅へ遺骨を持って帰り、仏壇に置いて供養し、コレを葬式の代わりとする。もう四十九日もぶっ飛ばして、早々に…

昭和40年の新宿の風景

ダンナがこんな事で天涯孤独になってしまうなんて、そこが可哀想でそれで大いに泣ける。何度も抱きしめて「可哀想に」と言い続け、ハグハグしてあげる。廊下の隅とかでこっそりダンナと抱き合っていると、コオニタンが目ざとくソレを見つけて「ナカマ?!」と言…

経過報告

とりあえず、遺骨を持って夕べ帰宅。しかし、今朝(11/4早朝現在)、またぞろ90キロ先まで出かけて行って遺品の整理&帰り道、お寺に立ち寄って骨葬式と納骨の打ち合わせに行かねばナラナイ。残された部屋で、肉親の残した膨大なコレクション(総額数百万円…

お詫び

親戚に不幸があったので、しばらくこの日記はお休みます。

でかたま三昧

土曜日、小学校の行事があった(バザー&文化祭みたいなお祭り)ので、今日月曜日はコオニタンは学校お休み。ワシも前もってパートのお休みを貰っていたので一緒にお休み。銀行業務ついでにコオニタンを連れて市内各所をウーロウロして回る。銀行でヤボ用が済ん…

気弱なワシ

さてパートであるが、「チーフが居ないと格段に仕事が楽&楽しい」な(--;なのでつまりその逆、チーフが居るとなると「仕事が大変&しんどい」って事なんだけど。なんせ、「人が居着かない職場」なので、そもそも「仕事を教えてくれる人がイナイ」のが大問題…

誰も持ってないものって?

で、そんな「金持ちの定義」を考えつつ、「でもホンモノの金持ちって知り合いに居ないから、ヨクワカンナイなあ」がホントの所である。「うーむ」と今、思い返してみて、数少ない経験から記憶を掻き分け掻き分け思い出してみると、「北極熊の敷き皮は無かっ…

金持ちの定義

長女と話していたら、突然長女がこう言い出した。「あのさ。ラーメン屋の隣に大きな家があるじゃん」ふむ、確かにあるね。「あの大きな白い壁にオレンジ色の屋根瓦の家?南向きの大窓にステンドグラスが入っている家の事?」と聞くと、「そうそうアレ」と長…

「ビリケン」「セックス&ザ・シティ」

咳が止まらん。ゲホゲホ。せっかくのパートのお休みなのに咳だけで疲れているってドユコト?<ケロロ軍曹風に読んで欲しいであります★仕方ないので大根をサイコロ切りにしてタッパーに入れ、ハチミツをドボドボ注いで密封し、冷蔵庫に入れておく、もうしてお…

パートの後先

始業前、事務所をプラプラしていたら、鮮魚売り場のオバチャンに声を掛けられた。「あなたものすごく鍛えられているわね。仕事辛くない?」「まあ、見ている人は見ているのねえ」と思いつつ、「あはは、頑張ってますよー」と答えると、「なら良いけど。あん…

竹輪の友

最近、冷蔵庫に必ず買い置きしてある食材として、「竹輪」がある。大体、冷蔵庫に買い置きしてある食材というのは年中不動のもの(なんせ田舎で、スーパーに買い物に行くのも一苦労であるため、豆腐、野菜類色々、薄アゲチーズ、ベーコン、ソーセイジ、肉類…

ワシはヒロミ(岡)

で、ダンナの深夜の悲鳴はやはり、「塗装の失敗」が原因だったらしい。朝、ワシに向かって、「ねえねえ、見た?ヒドイでしょ?」と半泣きで聞いてくる。しかし、ワシには何処をドウ失敗してるンだか皆目見当がつかない。「何処が?」と思わず本気で聞いたら、…

おでん日和

突然寒くなってきた。つい先々週くらいまで昼間には真夏日になるくらい気温が上がっていたのに、今や「明け方は寒いくらい」よ。一年が駆け足で過ぎてゆくなあ。パートには馴れてきたがやっぱりまだ初心者なので、色々判らない事が多くて苦労の連続。それで…

看板は墓標の代わりに

歯に詰め物をしてもらって帰ってきたら、長女が部活から帰宅。そしてワシにこう言った。「今ね、帰りがけに担任の先生と会ったら、呼び止められて、『おい●●(長女の名前)、オマエの母ちゃんも凄いな強烈で過激だな』って言われたんだけど、お母さん、学級…

銀の詰め物

10月上旬に歯の詰め物がとれた。夕飯後、いつものように洗面所でデンタルフロスをしていたら、ナンカひっかかる感じがあって、「あれ?」と思いながら「グイグイ」とやっていたら、デンタルフロスが開通したと同時に「スッポン」と何かが外れるカンジがあっ…

パートの日常

さて、もしかしたらこの日記を読みに来ている方々は、「で、パートはドウなのよ?」が一番興味が在る事なのかも知れないですな。実は実家の母からもわざわざ電話が来て、「日記にパートの事があんまり書かれてないじゃないか」と文句を言われたのだった(--;…

「被写体」2

と、言う訳で「被写体」を読んで判った事=「やっぱりあのラブシーンはガチだったんだな」(確信)三浦友和氏本人が書いてる事を要約するならば、「最初の頃こそ仕事でセリフを言ってただけだった筈だが、いつのまにかそれがお互い、本心を口にする感じになっ…

「被写体」

でその「天使を誘惑」を見た次の日に、たまたま図書館に出かけて、ナニゲに本棚を眺めていたら見つけてしまった。「被写体」三浦友和著http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838711638/249-5928262-7412320別に借りるほどでも無かったので、ツラツラと…

絶滅指定種多数出演映画

で、その問題の「天使を誘惑」であるが、まあ、物語の方は当時よく見受けられた、「四畳半襖の下張り」じゃなくて(と、ここでまた「オイトイテ」のジェスチャーポーズを決めるワシ<中年女のお約束)、「四畳半フォークソング」の世界である。ここで若い読…

天使を誘惑

先日、BSで山口百恵主演の「天使を誘惑」(藤田敏八監督 1979年)を見た。実はワシは百恵ちゃんと同世代なのだが、リアルタイムではまさに丁度、ワシが「テレビが嫌いでテレビを殆ど見ない生活を送っていた頃」と彼女の活動時期が重なっていたので、一応、ヒ…

見守って欲しいの☆

と、言う訳で、「ワタクシも善良なる市井の人として生きてます」<ココントコロ強調したい(^^;最近は午前中に日記が更新できないので、カウンターがグルグル回ってますが、これもひとえに「日記の読者さんなのね♪」と好意的に受け取って、本日も日記を書くぞ…

サム・ライミを語る9

で、その結果。「スパイダーマン」は商業的にも大成功を収め、サム・ライミはホラー映画の監督から(というイメージも相当過去のものなのだが、いかんせん出自は常について回るものなのだ)「ハリウッドを代表する売れっ子映画監督」へと変貌を遂げる。「ス…

サム・ライミを語る8

なんか、このライミイシリーズを書き始めてからカウンターの回り方がスゴイんですけど…もしかして皆さん、そんなにライミがお好きですか?(^^;ただ単にウォッチされている気もしますが、まぁイイヤ<大ざっぱな性格なんかやっとこさ「最近の話し」に近づいて…

サム・ライミを語る7

こんなに長く続くとは>サム・ライミ話し。まだ今日も続きます(--;で、その「オオバケ映画」である「シンプル・プラン」の次に何を撮ったかっつーと、実はワシは最近知りました。「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=6…

サム・ライミを語る6

まさか、こんなに続くとは思わなかった(自分でも)サム・ライミ話し。まだ今日も続きます。ちょっとつき合え。さてその「シンプル・プラン」その物語はこんな感じ↓出来の良い弟(ちゃんと農業資材店に就職して美人な妻と結婚し、もうすぐ子供も生まれる)と…

サム・ライミを語る5

確かに昔から、その予感はあったのだ。なんせその作風には以前から、「アメコミ(アメリカンコミックス)ファンを支持している気配」があったし(今はともかく、10数年前までは「ダメ人間が愛するもの」という意識があった気がする>アメコミ文化)、サブカ…

サム・ライミを語る4

しかし、世間では、というか。我がダンナには、ことごとく評判が悪いのもその特徴である=サム・ライミ。「クィック&デッド」を最初に見た時も、「あぁ??ん、ナンテ面白いのよ?ん。まるで永井豪のマンガみたい?♪」と言って喜んでいるワシを横目で見ながら、…

サム・ライミを語る3

そして一方その頃、南半球のスプラッタ男=ピーター・ジャクソン監督は「乙女の祈り」http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=1027(1994年)を撮っていたのだ。コレにはタマゲさせられた(本当に大いにタマゲタ)あまりにも素晴らしい作品で、ひっく…