山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

天使を誘惑

先日、BSで山口百恵主演の「天使を誘惑」(藤田敏八監督 1979年)を見た。
実はワシは百恵ちゃんと同世代なのだが、リアルタイムではまさに丁度、ワシが「テレビが嫌いでテレビを殆ど見ない生活を送っていた頃」と彼女の活動時期が重なっていたので、一応、ヒット曲くらいは知っているが(テレビは見ないが、ニュースとドキュメンタリー番組とTBSの「ザ・ベストテン」だけはかろうじて見ていたので知っている)、映画とかドラマは、実は殆ど「未体験ゾーン」なのだ。
(実はその頃の後遺症で、未だに俳優の名前とかよく知らない。似たような人は取り違えている事があるし、どうかすると「死んだよね?」とかまだご健在の方に対して思い込んでいる事も多い)

世間の同年代女性は(男性もか?)等しく、「当時の百恵ちゃんは●●だった」と何かしら思い入れの一つや二つもあるようだし(<もう殆ど「伝聞の世界」だな、これじゃ。実際、大学の寮に入るまでワシは、世の中に百恵やひろみ(郷)の熱烈なファンが居ると言うのをあまり認識していなかった)、ウチの弟くらいの世代だと、あの大映テレビ(マエストロ増村!!)の「赤いシリーズ」とかを本気で見ていた世代なんじゃあるまいか?

で、実は今回、「百恵&友和映画を初体験♪(きゃっ)」だったワケだが、(スイマセン、「伊豆の踊子」も「潮騒」も「古都」も「春琴抄」も、全部「途中しか見てません」、ちゃんと通して百恵&友和映画を最後まで全部見たのはコレが初めてデス)
で、どうだったか?と言うと。

いやーーー。1979年の日本がそのまま真空パックされてましたよ!!(感動)
丁度ウチの長女と一緒に見てたんだけど、ウチの長女とか、イチイチその「1979年の風俗に反応する」のね。
で、ひとしきりワシが解説を入れるという訳。

「わー、黒電話だー。受話器、重そうじゃない?」とかね。
で、ウチの長女がイチバン驚いていたのは、「夜寝る前に目覚まし時計のゼンマイを巻くという仕草」であった。

「こ、この人は、時計にナニしているの??」と心底不思議そうにウチの長女が質問してきた(ので、ワシがひっくり返った)
「昔はねえ、腕時計も柱時計も、目覚まし時計もゼンマイの動力で動いていたんだよ」と解説すると、
「ひぇーーー!」と単純に驚いていた。
おっと字数が尽きた。この続きはまた明日のココロだーー!