山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

入学祝いには腕時計を

長女が高校生になると、電車に乗る為に腕時計が必要になってくる。
「どうしよう、ウチ、ビンボーだから腕時計なんて買って上げられないよお」と思っていたのだが。
しかし、よく考えてみれば、ワシが今、使っている腕時計だって3500円の品(ダイエーにて安売りしてたSEIKOボーイズサイズ)だし、「ま、なんとかなるか」と軽く考えていた。

で、最初はネットで腕時計を探していたのだが。
今、「腕時計文化」って殆ど絶滅状態なのね?
選択の幅が狭い(品数が不足気味)、高価なものか、極端に安いものしかない。
三重苦である。

「えー?なんか想像と違う...」と困惑するワシ。
なので、出かけたついでにビックカメ●なんか覗いて見て、「実際の店頭での販売の様子ってどんな感じよ?」と市場リサーチしてみる。

するってえとまあ、やっぱりどうやら「時計文化は絶滅した」らしいや。
つまりコレは「腕時計をしている人」ってのが、一種の趣味人か、そうでなければ仕事でどうにも必要な人しか居なくなったって事なんだろう。
みんな、時間は腕時計ではなく、ケータイで確認するようになったって事なんだろう。
そう思えてしまうほどに、あまりにも腕時計の選択範囲が狭いのだ。

「そこそこの価格で魅力的な品」というのが殆ど存在しない。
「コレはちょっと良いデザインではないか?」というものは、手が出せないほど高価だし、「コレは値段的に許容範囲」というものはデザインがイケテナイ。圧倒的にイケテナイ。

ワシは、知っている人は知っているが、「買い物に厳密な価値基準を持っている女」である(つまりケチ女)
「デザインと値段の両方に納得がいかなければ、金は出さないタイプ」である。
「こんなんじゃ金は出せんな」(エラソー)と呟きつつ、腰に手を当てていたんだが、フとした偶然でこの時計の存在を知った↓

SEIKO5

自動巻き、日本製ムーヴメントですごくベーシックな作り&デザイン。
しかも裏蓋はスケルトン仕様になってて、ちょっと面白い。
元々は海外輸出モデルで、それが「逆輸入」という形で日本に入って来てて、「知る人ぞ知る人気モデル」として有名らしい。
「あ、コレでいいじゃん」とか思っていたら、なんと家の近所のディスカウントストアにてこの腕時計が、「4990円!本日の売り出しの品」として登場!

慌てて買いに行きましたよ。