昨日はお仕事おやすみでしたので、以前に途中まで見て(あまりのつまらなさに)放っておいた映画を見直すことにしまして。
午後にだらだらと見ておりましたのよ。
お題はこちら↓
…なんか変な映画。変わった映画でして。
レズビアンで芸術を求道する高潔な魂を持ってるっぽい女性指揮者が主人公です。
でもこの主人公なんか変なの。
その実、かなり傲慢なキャラクターだしやっていることはスケベな権力を持っているおっさんそのものだし。
「なんで主人公がレズビアンである必要があるのこの映画??」
と閉口しながら見てたら(だってさ、男が嫌いで?レズビアンになったみたいなのに、本人がやっていることは権力を持った困った見下げ果てざるを得ない糞男そのものなんですよ嫌な駄目な男そのものなの)
しかもこの人の「芸術を求道する高潔な魂」はどうやらなんかニセモノっぽいし。
なにより「ナディア・ター」というヨーロッパ的な響きを持つ神秘的な名前もどうやら芸名みたいですし。
「にゃんじゃこら」な話なんですよ、有り体に言えば。
ワシのガラドリエル様になんて事をさせるのよっ(# ゚Д゚)
な、映画であります。
主演のケイト・ブランシェットはものすごい熱演だし、演技もすごいんですけど。
いかんせん、映画本編がつまんない&脚本が馬鹿みたい…(すまん)
主人公ターが向き合うことになるスキャンダルや炎上、人との軋轢だって。
「全部本人のせい」な事がほとんどで。
しかも本人の悩みも、そこまで苦悩するようなこととも思えなくて(発狂とか殺人まで振り切れるのかと思ってたら違った)、なんとも共感ゼロな映画でした(共感できなくても理解することは出来るはずなのに この映画では、理解出来ても「あんたバカやん」で終わる実に些細な出来事を針小棒大に語るので鼻白んでしまうのです)
そして衝撃のラスト。
ワシは思わず、別の映画が突然始まったのかと思ってびっくりしましたぞい。
そしてオチの意味を理解して、「なんだいこの差別的な視線は」と何故か腹が立ったのでした。
誇り高き芸術の求道者ターがたどり着いた場所がコレって…
まー、白人的な差別的視線を感じて非常に胸糞悪くなったのでした(監督がどういうつもりでこの落ちにしたのか謎)
もっと愛と共感を持って作られてたら、最後に救いがやってくる映画にもなったはずなのにね(´・ω・`)