山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

HYBRID PHONON 2566+へ行く その1

と、いうわけで。

昨日の夕方、家に無事、帰ってまいりました。

…いやーー。東京の陸の孤島で遭難するかと思いましたわ。

その話はまたおいおい。

 

旅の始まり、4月30日の早朝に話は巻き戻ります(キュルキュルルーーーーン☆)

 

さて、朝は4時おきのワシ。

元気に朝ご飯も食べて、しかるべき時間になったらオットを起こしまして、駅まで送ってもらいました。

旅の始まりです。

 

もう今や空港も、一時期みたいなバカ込み具合は解消してまして。

そんなに余裕を見てなくとも十分間に合うようになりました。これがコロナによる自粛解禁後、一番良い出来事でした(今までの手荷物検査所に入場する手順を見直したおかげで、手荷物検査所に入場1時間待ちとかいうようなバカバカしい事がなくなったんですよ)

 

スムーズにチェックインして手荷物検査所にログインし、とっとと出発ロビーに移動します。

ワシは今回初めてジェットスターを利用したんですけどね(安さに~~~負けたぁ~~~🎤~♫)

最果ての出発ロビーに連れてこられて、テレビもない場所で乗客たちはボーとした表情で時間を潰しておりました。

(「テレビがなかったら、待ち時間に朝ドラが見られんやないかい」と思わず憤るワシ)

 

そしてやっと搭乗が始まったと思ったら、「機内持ち込みお荷物は2つまで」ってさんざんアナウンスされているのにどうしても機内に手荷物を3つ持ち込もうとする女が居て愕然。

係員さんたちに説得されますが、聞きやしない。押し問答が続きます(ユルシテーー)

押し問答してるのを見て絶望の気分になるワシ(義務教育の敗北や…)

どうにかこうにか説得されて、女は荷物を2つにまとめてくれてようやく搭乗が続行されました。

なんか最近、飛行機に乗るたびに変な客を見るなあ…(前回は羽田で突然「飛行機に乗らない」とごね出して出発を90分遅らせた剛の者がいたし)

 

飛行機に乗ってしまえばこっちのもんだ(どっち?)

福岡から成田まで85分で着きます(早くて好き)

その後、成田からは京成スカイライナーで上野までばびゅーんと一直線(40分ちょい)

料金は片道2470円(ネット早割りあり)完全に余裕のある車内、全席指定席、Wi-Fiつきで超快適(大好き)であります。

これで羽田発着より2万円以上お安くなるんですから、全然文句ありません。

成田周辺のひなびた風景、水がはられた田んぼを見ながら、印旛沼ののどかな風景を楽しんでいるとやがて郊外の風景に移り変わり、スカイライナーは東京の下町を貫いて上野に到着します。

 

上野についたらちょうどお昼。

「とりあえず、西洋美術館の常設展に行ってかわい子ちゃんに会ってこよう」

と急ぎます。

 

それがこの子です↓

画像

ジョン・エヴァレット・ミレイ「あひるの子」

collection.nmwa.go.jp

ワシはこの絵を高1の時に初めて見まして、非常にびっくりしたんですね。

肖像画?なんでしょうけど、精神性を感じると言うか、物語を感じてしまいます。

この赤毛のチリチリ頭の女の子が実は将来、絶世の美女になる_なんて空想をしてしまいますね。

で、ニ回目にこの絵を見たのは大学3年のとき。オットと一緒に見ました。

そして今、三回目、63歳にしてこの子に再会しに来たわけですよ。

 

その後、急ぎ足で上野駅で台湾の汁そばと点心をかきこみまして、JRと東急を乗り継いでホテルへ向かいました(前回、前々回と品川に宿泊したおかげで、JR+私鉄の乗り方も完全に覚えましたw)

 

ホテルについたら午後2時。

チェックインは午後4時のお宿です。

「荷物預かっていただけますか?」とフロントのお姉さんに言いますと、「もうチェックインしちゃいましょう」と提案されて、端末でチェックインし、カードキーを受け取りました。

荷物は無料のダイヤルキー式ロッカーに預かってもらいまして、ワシはショルダーバッグに財布とチケットを入れて会場へ向かいました。

 

会場のZEPP HANEDAがある場所は最近できた羽田イノベーションシティ(HIシティ)

haneda-innovation-city.com

という複合施設なのですが…

なんと言っても空き家が目立つしコンビニが一軒、あとはドトールとカフェが2~3軒、その他食べ物屋さんが数軒あるだけで…トイレの数も極端に少ないし。

「人を呼ぶ気が基本ゼロ」な施設でした。

そう、ここは「足湯とZEPPがある陸の孤島」だったのです。

 

ひさしも屋根もない、人が憩う様子なんて想定してない、非常に無機質な空間です。

人がこの施設に遊びに来るなんてことは考えたこともないような設計でして…「夏場はここで人が倒れるのが見える」気がするそんな「陸の孤島」状態の場所でした。

 

馬骨たちはすでに集まってきておりまして。

会人ちゃんコスプレの方と記念写真を撮らせていただきました↓

画像

この日は結構蒸し暑くてですね…

「真夏だったら死人が出るな」とか思ってたんですけど。

それはワシがこの次の日のことを何も知らないから思えた事だったんですよ。

この恐ろしい物語は明日へと続きます…

※この項、続く