山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

HYBRID PHONON 2566+へ行く その2

HIシティでは馬骨の皆さんにご挨拶したりおしゃべりしたりして過ごしました。

雨上がりだったため、日が照るとものすごくむんむんと蒸し暑くて、実際の気温は26度くらいだったのですが体感温度は30度って感じでした。

この蒸し暑さの中、遅々として進まない物販待機列にお並びの皆様、お辛かったことでしょう(´;ω;`)

ワシは待機列を見て早々に物販は諦めました。

 

夕方になり、延々と続く物販待機列を横目にZEPPに入場開始です。

中に入ったらロッカーがいっぱいあったので、ショルダーバッグを預けて(300円)一番後方の柵2列目に入りました。

この3公演ともワシのチケットの整理番号が良くなくてですね(;´∀`)

「まあ、見られるだけシヤワシェ(幸せ)」とか思ってたのですが実際、その場に立ってみたら、まー視界の良いこと。

去年9月の国際フォーラムでの席がかなり良かった(前から14列目)んですけどね。このZEPPでは距離的には一番後方の柵後ろ2列目で国際フォーラムの良席と同じくらいの見え方でしたw

 

「これはナイスな場所」と開演を待ちました。

 

追加公演用の木偶人形の語りからライブがスタートです。

合成音声による「サケブ」に答えてステルスメジャー(平沢進)がギター掲げて、

「うああああああああああいっ!!」

と叫んだら一曲目、「BIIG EYE」が始まります。

新しい白いEVOすごく音が良くてびっくり。ワシ好みの太い音で空気がビリビリ震えます(好物)

 

するとなんとしたことか。

ステルスメジャーがギターを蹴り上げて、盛大にギターに悲鳴をあげさせていたら。

ポーン三。となにかがギター本体から飛び出して舞台下手側に落ちていきました。

最後方の柵後ろに居たワシからですら一部始終が見えてしまって、思わず「コレテク来ちゃったーー」(゚∀゚)と頬が緩みました。

 

※コレテク=昔からコンピューターを駆使して行われる平沢進のライブでは機械トラブルによる演奏停止とかが他のアーティストに比べると多い気がします。そのトラブルで演奏が停止してしまった時は平沢進がすかさず「これがテクノだ」とMCしたことにより、演奏中のトラブルは通称「コレテク」と呼ばれてます(少なくともワシは)

 

ギターの音は一応鳴ってますが、ステージ上のステルスメジャーは舞台袖の村松舞台監督に向けてアイコンタクトを送ってます。ギターソロを弾きながら落ちた部品の場所を人差し指で指して教えておられます。

その背中がとても必死そうで一生懸命に見えました。一生懸命が過ぎて、どーなっちゃうのコレ演奏はできるの??と困惑しつつもニヤニヤしてしまうワシ…ゴメンネ

そして村松監督がサブ機のオールアルミ削り出しの金属製EVOを抱えてステルスメジャーに渡すと、今度はなんと思ったような音が出ない。スカスカした音しか出てきません。

んんんんんんんんんんんんん、さあさあ、どーするのよステさん!!

思わず手に汗握りました。