山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

パートの後先

始業前、事務所をプラプラしていたら、鮮魚売り場のオバチャンに声を掛けられた。
「あなたものすごく鍛えられているわね。仕事辛くない?」
「まあ、見ている人は見ているのねえ」と思いつつ、
「あはは、頑張ってますよー」と答えると、
「なら良いけど。あんまり辛いようだったら、パートなんだからさっさと辞めていいのよ。頑張る必要なんか無いんだからね」と言われる。
「いや、今すぐ辞めるとか、そーいう予定はまだ無いです」と笑って言うと、オバチャン、
「そりゃあこの職場が気に入ってくれて、働きやすいと思ってくれるのなら、長く続けてくれるのがイチバンなんだけど、ほらね、チーフがアレだから長続きしない人が多くてね。だから無理して続けるようなら早く次の所を見つけた方が良いよって事なのよ。だってアナタまだ若いでしょ?他に良い仕事が見つかればそっちに移っても良いよって事が言いたかったのよ」とオバチャン。

…名も知らない人に心配されてます(^^;
いやはや。こーいうオバチャンの老婆心ってありがたいなあ。
純粋に親切心から言ってくれているのよ(多分)

なので、嬉しくなってオバチャンに
「あはは、心配してくださってありがとうございます。でもワタシ、若くないですよお」と言うと、
「え?若いんじゃないの?だって35くらいでしょ?」と言われる。

ワシ、ウレシー(思わず大喜び)
「ぎゃはは、ワタシもう45ですよー」と言うと、
「あらー、若くしているのねえ、とてもそうは見えないよ」と言われてしまった。
どうやらワシの年齢は35?38くらいに見えるらしい。
(大体ある程度、親しくなった人に実年齢を言うと「35?38くらいの年齢だと思っていた」と返されるので)
それはきっと、ワシの「頭が悪いから」ね♪
頭が悪くて太っていると、なんとなく人間は若く見える(年齢不詳)ものなのだ。

と、言う訳で、10も若く見られたワシはなんとなく足取りも軽く仕事に向かったってワケである<単純
で、本日の終業後。
パートの同僚(一回りも年下)が一澤帆布のバッグを持っているのに気がついた。
「ワタシもそのバッグ持っているー。大好き」としばし、京都の老舗鞄店の話しに花が咲く。
ウチの長女はもう一回京都に行って「十三や」と「一澤帆布」に行きたいそうだ。
行かせてやりたいなあ。