山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

看板は墓標の代わりに

歯に詰め物をしてもらって帰ってきたら、長女が部活から帰宅。
そしてワシにこう言った。
「今ね、帰りがけに担任の先生と会ったら、呼び止められて、『おい●●(長女の名前)、オマエの母ちゃんも凄いな強烈で過激だな』って言われたんだけど、お母さん、学級集会でナニやらかしたのよーー!?」

「いや、何もしてないよ?」と即座に言い返したが、娘は
「いやー、何かあった筈だ!何を言ったんだ、やらかしたんだー!?」と怒っているし。
しかしワシはどう思い出しても何が一体ドウ過激で、「オマエの母ちゃん『も』」という言い回しになるんだか全然見当がつかない…(--;
「先生、誰かと間違えているんじゃないの?」と言うが、
「ちがーう!!」と娘。
うーん、そうだよなあ、家庭訪問でも間近に話したワケだから、そもそも出席者が6名の学級集会の出席者を取り違える筈は無いか?

「えーとえーと、何話したっけ?」と思い起こしてみるが、そもそもろくすっぽ集会中発言してないので一向に思い出せんぞorz
あ、ひとつだけ思い当たる節があった!

実は中学校の北側に長い海岸線があって、そこの道沿いが特にこれからの季節、日が暮れるのが早くなると、北風が吹きつけて荒波が道路まで吹きつけたり、なんせ外灯も無いような道なので、どうしても出るらしい。
「変質者」が。

ウチの子はそっちの道は通らないので、タマに友人宅に行く時にその道を通っては、「変質者出没注意!」の看板を見ては、「そうか、ココに変質者が立っていたのか…」とは思うのだが、相変わらず「出る」らしい。
(この「変質者出没注意」の看板は「変質者が立っていたその場所」に「墓標のように立てられる」のがルールとなっている)
「どんな変質者なんですか?」と学級集会中にワシは担任に聞いたのだったが、すると担任が即答するには、
「全裸で道に立っているのです」と言うではないか。

このアタリは有名なサーフポイントでもあるので、サーファーがよく、道路際に車を停めては生着替えをしている事があるので、
「え?その全裸の人はお着替え中のサーファーじゃないんですか?」と思わず聞き返したら、
「いえ、自転車で移動するらしいので、サーファーではない筈です」と担任が言うので、ワシ、
「そうですか。全裸で自転車ですか。それは遠目にもよく判りますなあ。見かけたら軽く車でヒイテおきましょうか?」と言ったのだった。コレだな>過激の根拠