山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

サム・ライミを語る7

こんなに長く続くとは>サム・ライミ話し。
まだ今日も続きます(--;

で、その「オオバケ映画」である「シンプル・プラン」の次に何を撮ったかっつーと、実はワシは最近知りました。
ラブ・オブ・ザ・ゲームhttp://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=6785
ケビン・コスナー主演のメジャーリーグを舞台にした(らしい<未見)映画ですよ!!
もう、ケビン・コスナーとか「積極的に大嫌い」だから見た事も無い。
見ようと思った事すら無いのですが、「この映画が存在する事は知ってた」(<この程度)ですよ。
今更、この映画がサム・ラミ作品と知って、「へー。そうミポ?ソレは知らなかったミポ」な気分である。

「こ、コレは見るべき?」<煩悶するワシ
今度図書館で見つけたならば、タダだし借りてみるか<ケチ

てっきり、個人的には次作は「ギフト」だと思っていたのでコレは意外でした(だってさー、あの自分で自分を「オレこそがサイコーのハリウッドスター★」とか思ってそうなケビン・コスナーが主演なんて、ソレだけでウゲーだわ。でも一体この男をライミ監督がどう調理したのか?今はとてーも気になる。ので、近日中に見る、筈)

で、実はこの作品で「ワシは一生この人について行こう」と決心した作品、「ギフト」(2000年)http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=9007
の登場である。
コレはまあ、簡単に言えば、「超能力ホラーもの」なんだが(あ、もう、こう書いただけで十分に「頭が悪そうな映画」だ…あわわわ。すごーくイイ映画なのに。ワシ、大好きなのに)、その濃厚に描き込まれたアメリカ南部のクズ白人(出たー!)達の生活ブリとか、どうしようもない田舎の、貧しい暮らしの人たちの普通なものの考え方とか…見るべき部分は沢山ある。
そこでまたライミ監督は、「人生にとって大事なものは何か?」「人の美しさは何によるものなのか?」「本当に後悔しない生き方とは何なのか?」と次々にコチラ(観客)に向かって矢継ぎ早に直球を投げてくるのだ。

「あ、そうですね。ハイ、クズ人間にも生きる価値はあります!」「はい、ダメニンゲンでもそれが彼の彼女の生き方なのなら、断罪は出来ませんね!」「了解、その生き方も認めますともー!!」
次々に飛んでくる「イタイ球」(推定時速195キロ)を除けながら、自分の人生すら照らし合わせて、自問自答する恐ろしくも楽しい時間。
文字数が尽きry