山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「被写体」

でその「天使を誘惑」を見た次の日に、たまたま図書館に出かけて、ナニゲに本棚を眺めていたら見つけてしまった。
「被写体」三浦友和http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838711638/249-5928262-7412320
別に借りるほどでも無かったので、ツラツラと立ち読みしてきた訳だが、そこで判明した事。
「やっぱりあのラブシーンはマジだったんかい!!」(汗)

実は「天使を誘惑」を見た時に、子供と見てて何がイチバン恥ずかしかったかというと、「あまりにもラブシーンが本気汁ダラダラ」で、「いかにも本当に、愛し合っている男女がイタシテイル様子」で、あまりの生々しさに冷や汗が出てしまって、思わず途中で、
「イヤーー!もう耐えられない!!ハズカシーー☆」と叫んで顔を両手で覆っては、子供から
「お母さん、可笑しいよ」とツッコミを入れられたほどなのである。

ネットで調べてみると、この「天使を誘惑」は百恵&友和が、「交際宣言をした後に初めて公開された映画」だそうで。
まあ、そんなイミ(どんな意味?)もあって、
「さあボクらは誰に恥じる事も無く、おおっぴらにラブシーンが出来るのだね♪」という心境にでもなったと言うのか!?
(ホラ、他の百恵&友和映画を見てないからワカンナイ、比較のしようがナイ。他の映画でもこんなにラブシーンが生々しいモノなのか?そこんところ、ちゃんとチェックしておく事<自分用備忘録)

で、この「被写体」を読んで知った事。
「友和って真面目で不器用な人なのねえ」(ま、「見たまんま」って事か?)
百恵に「結婚したら引退して家庭に入りたい」と言われて友和が焦る所では不覚にも笑ってしまった。
「貴重な才能を持つ(すでに芸能界でもかなり大きな位置を占めてしまっている)彼女を、自分との結婚によって芸能界から消え去らせてしまうなんて、そんな重責を自分が背負ってしまっていいものか?」と苦悩するくだりとか。
プロポーズしたら百恵ちゃんが涙を一滴落として、「ありがとう」と一言言った所なんかもなかなかヨカッタ。
なんというか、当時(リアルタイム)はどんな人なのかなんて全然想像も及ばなかった(今と違って当時は芸能人と一般視聴者の間には深くて長い溝があって、その実際のキャラクターとか知る手段がそもそも無かった)ので、この本はなかなか興味深かった。