山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「Speed of Heat」Skunk Baxter

と言うわけで。

買っちゃいましたぜ(*´σー`)エヘヘ↓

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なんとジェフ・スカンク・バクスター、ギタリスト人生50年にして初のソロアルバムですよ。

しかも、73歳にしてボーカリストとしてデビューwという、奇盤であります(奇盤とか言うなし)

 

そもそもはエアロスミススティーブン・タイラーに歌をお願いするつもりだったのに、スティーブン本人から

「自分で歌いなよ」と言われてそれに従ったという。

破格なギタリストはその生き方も、人生のエピソードも規格外ですよね…

 

子供のときに憧れて手紙を出したベンチャーズ

後々、ベンチャーズのプロデュースをする事になり、子供時代の手紙のエピソードを語ったら、メンバーがその手紙をまだ大切に持っててくれたという素敵エピソード。

楽器屋の店員時代に出会ったジミヘン。

彼に左利き用に弦を張り替えた白いストラトを勧めたジェフ。

 

そして書くの忘れてましたけど、この曲のギターソロもジェフ・スカンク・バクスターなんですよね↓

この「ホットスタッフ」で大ブレイクする直前のドナ・サマーがワシ、大好きで(変な喘ぎ声だらけの超大作を歌ってた時代)

世界的に大ブレイクしたドナ・サマーはなんだかすっかり遠くへ行ってしまったような気がしてましたが、この「ホットスタッフ」のギターソロの面妖さに何故か「俺達のドナ・サマーはなんも変わっちゃねえよ!」ととても安心したのを覚えてますw

そう、この面妖なギターを弾いているのがジェフ・スカンク・バクスターその人なんですね。

 

んで、この初のソロアルバム「Speed of Heat」

「きっと古いタイプのロックが並んだアルバムなんだろうな」と思いつつ、聞いてびっくりヮ(゚д゚)ォ!

もちろん、そんな曲もありますが、一曲目からもう異常w ジャズでもないプログレでもないロックでもない。五色のギターの音が奔流となって耳に流れ込んできます。すっごく新鮮な体験です。

 

全部聞いた印象は、実は…真鍋吉明(NINE MILES)「Rutile」に似ている…だったんですよw

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この「Rutile」というアルバムは「時代と場所を巡る旅のようなアルバム」と思ってたんですけどね。

なんと、「Speed of Heat」もそんな感じなんですよw