山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ラムネ温泉 地獄蒸し 震電

と、言うわけで。

四十九日の翌朝、いつものように囲碁会場に歩いて出かける父に手を振って見送ってから、

「では寄り道しながら帰りましょう」

とドライブに出かけました。

 

まずは訪ねた先はコチラ↓

藤森照信設計の大分県直入町にある温泉施設「ラムネ温泉館」です。

lamune-onsen.co.jp

ワシが日本で一番好きな温泉地、長湯温泉にあります。

ワシの大好きな長湯温泉に、ワシが大好きな藤森照信先生が設計した温泉館があるとなれば、出かけないわけには行きませんが、なんせ自宅から遠いので今まで行ったことがなかったんですな。

今回の四十九日で「これはラムネ温泉館に行くまたとないチャンス☆」とばかりに出かけた次第であります。

縄文の祝祭と現代が共存する素敵な施設でした。

内湯内部の設えとか、漆喰で描かれる3Dの曲線が天へ向かって昇る様子とかコルビジェのロンシャンの礼拝堂を思わせる吹き抜けがあったり、露天風呂の見事な炭酸(炭酸濃度はバブの12倍だそうです)によって銀色の細かい泡に全身包まれる感覚とか…

本当に素晴らしい施設で、またとない体験でした。

ワシは「また絶対に来るわ」と誓いを立てましたよ。

滅多にお土産を買わないワシがお土産を買ったり↓

ラムネ温泉館の名物営業部長の写真を取ったり、

ラムネ温泉館のすぐ裏を流れる川でバトンを泳がせたりして遊びました。

都会の住宅地では怯えておしっこも出来ず水も飲めずに過ごしてたバトンが、この山奥の温泉地に来ると一転して生き生きのびのびと道を歩き、川にすら入ってしまうのが面白かったですねw

そしてお次は熊本県小国町へ。

弐号機が小学校低学年の頃来たことがある岳の湯温泉へ。

ここでは地熱を利用した「地獄蒸し」と呼ばれる料理が名物なので、久しぶりにここでランチでもしたろうやないかいって話であります↓

すぐ近くに九州電力地熱発電所があり、このあたりの集落は地熱を利用した「地獄」と呼ばれる熱い水蒸気が吹き出すパイプを張り巡らせて生活に利用なさってます。

町のあちこちで吹き上がる地獄の蒸気!

以前は鶏のまるごとを蒸したのをいただきましたが、今回は大人しく(;^ω^)

若鶏と地元野菜の地獄蒸しとか

赤牛丼セットなんかをいただきました。とてもヘルシーで美味しくて、美人になってしまいそうですw

そして帰宅の道すがら、高速道路を途中下車して大刀洗平和祈念館に立ち寄りまして。

ただいま公開中の幻の戦闘機「震電(しんでん)」の1分の1模型を見てきました。

隣に展示されているゼロ戦と比べると、震電のデカさに改めてびっくりしました。

この戦闘機一機で戦局が好転したとも思えませんが、開発とその後のエピソードにより万人の夢を掻き立てる存在になったのは確かですね(震電の実物はアメリカのスミソニアン航空宇宙博物館に展示されている)