しかし、誰も前もって教えてはくれなかったぞ!「アメリカン・ユートピア」があんなにヒドイプロパガンダ映画だなんて!!
すっかり目ん玉が汚れちまった気分であります。
コレを褒めている人はガチゴリのリベラルか、アメリカの民主党熱狂的信者か、幸せなゲートに取り囲まれた安全圏で生きている大金持ちか…
なんにせよ、現実にも向き合わず夢だけを口先だけで語る映画で見てて胸糞悪くなりましたね。
ま、もと引きこもりが作った作品だと解説を受ければ、「うん、なるほど絵空事の映画だもんね」と納得できること請け合い。
結局、デビッド・バーンは引きこもりのプー太郎の身分から数十年経って、今や功成り名遂げたように見えるけれど、実はその中身、精神性は本当のところ、なにも変わってなかったのかも知れません。
スノッブなお金持ちのおもちゃとして、インテリに意識高い系にヨシヨシされて彼らの愛玩物としてペットとして生きる人生を選ぶのも_彼の人生だからワシ個人としては一向にかまわないんですけどね…
でもそれにヘッズの楽曲を巻き込まないでくれる?とお願いしたい気持ちです。
「何か新しいことが始まりそう」とトーキング・ヘッズのデビューアルバムを聴いて感じたあの胸のときめきを返してほしいわホンマw
彼にとっては音楽とは世間知らずな若者にお金を使わせるだけの道具だったのかもしれませんね。
それは今や、彼が保証された安全圏に居られる豊かな老後を過ごすための道具になってしまった。
デビッド・バーンも年老いたし、ワシラも年老いた。
そして彼は自分が気持ちよく生きられる道を選んだ。それだけの話しな気がします。
こんなインテリの玩具にされて、ガラスの天井作って居座っているくせして「私たちはガラスの天井の被害者」みたいな事を平気な顔して言う連中にヨシヨシされるとか。
ワシなら憤死レベルで怒りが沸点に達する思いがします。
でも、それが平気な人もいる。
それだけの話なんですよね。
年老いて、過去作引っ提げてこんなガチリベラルのオナヌー道具に成り下がるくらいなら、トンデモナイ陰謀論に手を染めて、「今、とんでも事が起きているのだ!フンダララーーヽ(#゚Д゚)ノ」と言い張りつつもガンガン意欲的な新作を創作してくれてる音楽家の方が百倍マシですよ。ワシは断然、後者を支持します。
ワシの個人の感想ですけどね。