山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ザ・キラー」「イングランド・イズ・マイン」

お休みの日はせっせと映画を見るですよ。

今回のお題はコレ!

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プロの殺し屋が居まして。

この人がとてもストイックに体を鍛え、自分に仕事の極意を言い聞かせながら仕事に精進しているんですけどね、たまさかパリにて標的を仕留めそこなってしまいまして。

それゆえにクライアントから証拠隠滅のために自分が報復をされる身になってしまいます。

 

世界中を駆け回り、その土地にふさわしい容貌や服装に擬態し、「その場に居ても、もっとも目立たない男」として振る舞いながらジワジワ着実に復讐に向かうというお話です。

 

とにかく冷静でないと殺し屋稼業はつとまらないので、彼は常にライフログを身に着けてて、心拍数が60台にならないと引き金は引きません。

そこまでやってもなお仕事も復讐も簡単ではなく、満身創痍になりながら世界中を駆け回り復讐を頑張るのだった_というお話です。

 

あんまりデビッド・フィンチャーって好きな監督ではないんですけど。

ザ・スミスを聞きながら傷ついた少年のような佇まいで仕事をこなしていく殺し屋は新鮮で面白かったですね(オチはありきたりだったけど)

 

そして次がこちら↓

イングランド・イズ・マイン」

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高校をドロップ・アウトしてつまんないお役所仕事につきながら、マンチェスターの音楽シーンをこき下ろしてNMEに投稿している少年モリッシー

貧乏だし、シャイだし、何一つ思うようにならず焦燥感と自信喪失と鬱々とした日常を送る様子に思わず、「ウジウジしてんじゃないわよ!今、出てきたあの男があなたの運命の相手なのよ!!電話しなさいっ」と檄を飛ばしてしまいますw

 

何一つ自分のやりたいことが叶わず、何者でもない自分がどうやってこの世界で生きていけば良いのか、悲しみと焦りと怒りで満ちて暮らす日々。

ワシも似たような若かりし日々だったけど_ワシとモリッシーは同世代

音楽体験もワシとモリッシーはほぼ同じで、普通ならワシはザ・スミスを好きになるところなんでしょうけど、そうならなかったんですね。不思議ですw

 

映画中、モリッシーのお母さんがモリッシーを励ますシーンが映画中のクライマックス(地味)なんですけど。

いいお母さんですね。羨ましい。