山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ヒトラーVSピカソ 奪われた名画のゆくえ」

映画を見るならGYAO一択!

とはワシが常日頃言うてることの一つですが。

今回、休みの日に見た映画がどれもすごく良くて。

GYAOさえアレば他はいらない…!!」とまで思うようになりました。

なので、見た映画の備忘録、固め打ちしていきますねっ(´∀`*)ウフフ

 

まずはこちら↓

ヒトラーVSピカソ 奪われた名画のゆくえ」(2018)

勿論知っている話ですが、改めて知った事実もたくさんあって面白かったですね。

ナチスによる美術品強奪の話と、未だに見つからない美術品の行方を追う遺族たちを追うドキュメンタリー映画です。

 

ヨーロッパの本物の上流階級の人たちがたくさん出てきます。

そしてその人達は、奪われた美術品をハンターのごとく執念を持って長年に渡り根気強く追い続ける、ナチスによる被害者の遺族、子孫でもあります。

 

ヒトラーが強奪した美術品は自身のコレクションやゲーリングのコレクションになり、「これは劣等民族の絵」として没収してきたカンディンスキーらの絵は「退廃芸術展」としてさらしもの展示され。

そしてその展示が終われば、強奪してきた絵はスイスの美術商の手により売り飛ばされ、その金はナチスの金庫を潤した_とか。

 

まさに外道!」としか言いようのない所業の数々が語られていきます。

でもまあ、収容所でユダヤ人のダイヤや金歯のみならず、髪の毛まで集めて奪ってたんだから当然といえば当然の所業でもあります。

 

しかしまあ肝心のヒットラーVSピカソはそんな場面はないので、「タイトルに偽りあり」と言えるかもしれませんね。

でもイタリアの映画なんで、「タイトルがちょっとくらい扇情的なくらいどーだっちゃよかろーもん」(・д・)チッなのかもしれませんw

 

唯一それらしいのは、戦争中、ゲシュタポがアトリエを訪ねてきて、ピカソと交わした会話を証言するピカソの発言の引用です。

そこでピカソゲシュタポとの出会いを思い出しながらこんな話をします↓

 

「芸術家とはなんだと思う?」

「目で見るだけの画家や耳で聞くだけの音楽家がいるとしたら愚かだ」

「芸術家はこの世の悲劇や喜びに敏感な政治家であるべきだ」

「無関心は許されない」

「絵は家の飾りではなく、敵を攻撃し、防御するための手段なのだから」

 

ふむふむφ(..)メモメモ

心に書きとめておきたい言葉ですね。