昨日は珍しく頭痛なんかしてて。
「薬飲んでおとなしくしとこ」ってんで映画なんか見てみました。
はいお題はコチラ↓
映画「メッセージ」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 2016年)ですね。
公開当時、「ばかうけ(栗山米菓のおせんべい)が宙に浮いてる!?」と話題になった映画ですね。
予備知識はそれだけで。あとは「SF映画」ってくらいしか知らないままで見ちゃいました。
そしたらまあ、見てびっくりヮ(゚д゚)ォ!
なんと映画のテーマ?はかの名作「スローターハウス5」にクリソツだったんですよ。
「スローターハウス5」が物語が重層的に繰り返し重ねられて、寄せては返す波のように時間が切り離されては繰り返し、その効果で物語の主題が悲しみとある種の諦念をもって静かに語られてたのとはすごく違ってて(真逆?)
この映画「メッセージ」のストレートさには思わず笑ってしまいました。
広大な世界を描くSF映画のくせにものすごく舞台劇っぽいと言うか。ちまちまとした展開で。
物語も一重かせいぜい二重くらいしか重ねられて無くて。
「もうちょっとこってりした物語を聞かせてほしかったぽよ」(´・ω・`)となってしまうのでした。老人は文句が多いね。
でもまあ、今の時代、コレくらいのテーマのほうが受け入れられやすんでしょうね。
ちなみに「スローターハウス5」はこんな映画です↓
で、今回ググって知ったんですけど…
「スローターハウス5」はBlu-ray化されてないんですね、ショーック大ショーーック☆
ワシ、SF映画の中ではベスト3に入るくらい好きな映画なのに…(´;ω;`)
原作も好きだけど、この映画化の素晴らしいことよ。
SF映画ってあんまり興味ないってお方にも見てほしい映画であります。
そしてもう一本はコチラ↓
ワシの青春の一本w「爆裂都市」であります。
なんせ40年近く前に見たっきりの映画なんで。
「町田康があうあうおうおうしか言ってなかった スターリンの遠藤ミチロウが爆発してた」くらいしか覚えて無くてw
改めて見てみました。今週の土曜日21時まで無料公開されてますぜ。
…すごく異常な映画ですw
北九弁と筑後弁がセリフの殆どを占めてます。福岡ローカルの色が強烈に濃い映画です。
で、見てて思い出したのは当時のライブハウスのヤバさ。喧嘩や暴力事件はしょっちゅうで、警察が入ってくることもあったし。
ロックが好きで音楽を聞きに行ってるはずなのに、何故か帰り道は疲労困憊_(:3」∠)_
「夜風が冷たいや」なんて思いながらヨロヨロと家路についてた事_なんかを強烈に思い出しましたね。
映画の一つの役割に「その時代の空気感を閉じ込める」ってのがあると思うんですよ(寅さんシリーズとか日活ロマンポルノとか見てると強烈にそれを感じる)
その役割をきちんと果たしている映画です。
当時のめんたいロックシーンとかパンクムーブメントをちゃんと記録してくれておりますよ。