山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

GHOST VENUE生配信を見る

というわけで楽しみに待ってた平沢進+会人による会然TREKの終着点、「GHOST VENUE@NHKホール」無観客有料配信を見ましたよ!

このコロナ禍の中、「無観客有料配信」を見るのはこのGHOST VENUEで二度目ですね。前回は3月のNUMBER GIRLZEPPファイナル公演だったのですが。

まー、この時は映画館で見たんですけどね。

無観客の会場の異様なこと、演奏してる側も当惑の連続な様子がよく伝わってくるばかりが印象に残って、「まさに殺風景!!」て感じでしたっけ。

 

ところがこの平沢進+会人による会然TREKの場合…

困った、「無観客ライブ」がめちゃくちゃサマになってるじゃありませんか(;^ω^)

演出として、時折挿入される観客席に平沢進+会人による会然TREK演者三人が仲良く並んで座って、ステージに向かって拍手したり応援したりしてた映像が、「笑点の観客席かよ」って感じで笑ってしまいました。

 

もちろん、観客の歓声や拍手がないのはなんとも寂しいものですが、曲間の「シーン」とした中でステージが粛々と進行する様子とか、とてもかっこよかったですね。

惜しむらくは、ライブ開始と同時に配信元のe+ streming+にアクセスが殺到して集中し、サーバーダウン気味だった事でしょうか(そんなん最初っからアクセスが集中するって分かってんだから、サーバー補強しとけや)

 

配信数は7700まで伸びてたのに、途中から脱落する人が出てきて、最後は7400くらいまでに減ってましたね。

我が家もFire stick TV経由で見てたのですが、何度も動画が凍りついてしまいまして、Fire Fox立ち上げ直しーのアクセスし直しーのの繰り返しを10回近くやってました。

それはてっきり家の通信環境のせいかと思ってたのですが、今朝方配信元から詫びメールが来てて「料金はいただくけど、不具合はお詫びの一言で済ますんだ…」と思いましたともええ。

今回のGHOST VENUEはアーカイブで今週金曜日まで何度も繰り返し見ることができるから良いようなものの。これ「一回こっきりの配信」だったら配信元、燃やされますぜ…

 

それと、NHKホール、音も良かったし映像もきれいで良かったのですが、機材トラブルが多めで。平沢進がステージ上のミキサー卓をいじるシーンも多かったし、モニターが不具合だったのか?「音程が取れない平沢進」という珍しいものも見られましたね。

 

でも一番驚いたのは「チェインソーマン登場」シーンですよ…

それまでは、平沢進+会人による会然TREKの02大阪公演で見られた、「ステージ上で唯一人、雷を落としながら朗々と歌うテスラコイル」というシーンで終演だったのに、昨日のGHOST VENUEではw

 

「ああ、テスラコイルの独唱が終わる、この物語も終わる…」としんみりしてたら、どこからともなく聞こえてくるエンジンを吹かすけたたましい音に始まり、まさかまさかの平沢進+会人の三人がそれぞれチェインソー片手にステージに戻ってきて、嬉々としてステージ上のセットの破壊を始めたので、ワシは死ぬほど笑ってしまいました。

しかも歌ってるのが「現象の花の秘密」

これはそもそもすごくきれいな歌で、花咲く美しさと、生命の不可思議を歌いつつ、「始まりの幕を切るキミがいた」と何かの誰かのスタートを寿ぐような歌なのに…

それを歌いながらチェインソーでステージ上のセットを破壊してるんですよ!最初目の前の光景が色々信じられませんでしたw

「始まりの幕を切るキミがいた…って、物理的に切っているじゃんかー!!」と大笑いです。

今まで、殺虫剤(冷却スプレー)を振りまきながら歌ったり、脚立の上でグラインダーで金属を削りながらマスク装着でうたったりしてましたけどね。

まさかそれにGHOST VENUEで「チェインソーを楽器として使う」が加わるとは。

 

しかも破壊し尽くしたあと、プロジェクションマッピングで拍手する人の手の映像が客席一面に映し出され、エアー拍手と歓声の中、平沢進+会人の三人は観客に握手したりハイタッチしたりする「濃厚接触姿」で客席の中を通って去っていたんですよ…

 

…いやあ、いいもん見せてもらいましたわ…配信終了まで何回でも見ちゃおうっと。