山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

インタラクティブライブショウ「ZCON」を見に行く 4

そして場内に入って知った、自分の席(Aブロック離れ小島最前列ひとり席)の特殊さよ↓

この2Fアリーナってのが実質シアターの1Fアリーナ席になるわけです(階下から上がってきてシアター内に入場するので、建物の2Fがアリーナになっている)

なんとまあ広い会場のはずなのに内部は「こじんまり」としておりまして、

「弐号機が言うとおりだ!実際の収容人数からしたらぎゅっと圧縮されててどの席からもステージが見通せるので、小さい印象を受けるな」

と思いました←弐号機は去年の夏、この会場で「ウマ娘ライブ」を見ている

 

相変わらず客入れのSE(BGM)が不穏でかっこいいのが印象的でした。

ステージ中央には「例の鉄棒」(新型レーザーハープ)が設置されております。

左右対称にお立ち台が組まれてて、楽器の配置からしても会人さんたちが出演されるようですね。

何故かステージ上手(かみて 向かって右側)には謎のダクトパイプが数本、びろーーーんとぶら下がっております(「何か効果があるんだろうか?」と見つめるワシ)

ステージ中央と左右にそれぞれ巨大モニターがあり、ここに色んな映像が映し出されるはずです。

さあ。開始予定より5分押しでいよいよ開幕であります。

 

今回のインタラクティブライブショウは、去年リリースされたソロアルバム「BEACON」の世界観、コンセプトを舞台化したもので、物語に沿って様々な分岐が登場します。

在宅オーディエンスと呼ばれる配信でこのライブを見ている観客たちが、公式から指示される作業をこなしつつ物語を進行し、会場に来ている今回は「改定評議員会メンバー」(観客)が分岐を選択して、その決定に沿いながら演奏される曲は変わり物語も変化します。

つまり、この現場(会場)には6000人ぐらいの人間がいるわけですが。

「誰一人として、今日の物語の展開を知らないし曲順だって決まってない」

わけですよ。

分岐で観客が決めた方向に物語は進み、その場で演奏する曲は決定され、大団円目指して演者観客一丸となって前に進んでいく、これが平沢進が発明したインタラクティブライブショウであります。

 

今回のお題「ZCON」のテーマは「真の人間性の回復と復興」とワシは見ているのですが、はてさて。

さあ、物語の語り手が登場し、「CALL」の表示が出たら、観客は普通なら「ヒラサワー!!」と大声で呼ばわるのですが、コロナなので拍手で呼び出します。

ワシも録音してきた「ヒラサワー!!」CALL(バトンの吠え声付き)を再生しましたが、音量が足りない_(:3」∠)_のですぐに諦めて拍手で迎えます。

 

お立ち台の奥からギター抱えた平沢進が登場し歌います。

一曲目は「COLD SONG」

氷牢に囚われた人類に、「そこから出よ」と歌われる歌です。

さあ、物語は動き始めました。