山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ご近所温泉初体験

弐号機が「体の疲れがとれない、温泉へ連れて行け」とうるさいですよ。

「給料日前でお金がないから無理ですよ」と言うと、「割り勘で行こうよ」と言い募るので、渋々とご近所温泉に行きました。

 

この温泉は、家から近所すぎて行ったことがなかった温泉でしてw

福岡はそもそも天然温泉が珍しいのですが。

その貴重な一湯であります。

 

昔、陶芸をやってた頃、同じ陶芸教室内にこの温泉に入るために東京からわざわざ引越してきて近くにマンションを買ったっていうおじいさんがいらしてですね。

そのおじいさんはガンの既往歴があって、それまではわざわざドイツまで湯治に出かけてらしたそうなんですが。

「日本国内にもっといい温泉がある」と知ってこの温泉に通うようになり、通ううちに「こりゃあいい」ってんで移住までなさったらしいんですね。

 

で。ワシの友人にアトピー持ちの女性がいるんですが。

その方もこの温泉に通ってて。

「この温泉に通ってる間は肌の調子も良い」と言ってたんですよ。

 

でも、あまりに近所すぎる。

多分、知り合いも沢山通ってる。

「その人たちに自分の全裸を見られるの嫌だ」と思ってるワシもいる(激烈な手術跡も残っているし)

 

等々の理由で、今まで行ったことがなかったのです。

でも昨日は仕事の後だったし、遠くまで行く元気もお金もなかったので、「じゃあ、近所に行くか…」ってんで、弐号機のわがままをきくためにご近所温泉に出向いたわけです。

 

まあ、その結果は。

「手狭で料金はお高めだけど、なんたって家から近いし良かった」ですね。

この温泉、分類的には「単純弱放射能鉱泉」(低張性中性冷鉱泉)です。

温泉水1kg中にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ単位以上)含まれているものは、「放射能泉」と呼ばれ、ご近所温泉もこれに分類されます。

ちなみにこのご近所温泉は「温泉水1kg中にラドンが48×10-10キュリー」含まれているそうで。

確かに加齢に伴う指の関節痛とかにはよく効いたみたいです(^o^)

 

「温泉にでかけた」というスペシャル感は薄めだし、露天風呂ってっても本当に空しか見えない露天風呂だし、ジャグジーも狭いけど。

それでも入った後は肌はすべすべ、乾燥で突っ張ることもなく、いつまでも体はポカポカと暖かかったですよ。