山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

社長の死

さて、年末になり、年賀状の欠礼案内が届くようになりました。

そんな中、30年くらい前から知っている印刷屋さんが10日ほど前に亡くなったことを知りました。

 

最初は「街の印刷屋さん」だったのですが、顔が広いので、人と人をつなぐようなこともなさってて。

それこそ企業とデザイナーを結びつけるような事もなさってたんですね。

 

一時期は「死ぬまでに世間のためになるようなことをしなければ」と市議会議員に立候補なさったりもしてたのですが。

本業の印刷業は奥様に任せて、ご自分は色んな所を飛び回り、色んな仕事をこなされてましたね。

 

一回り年上の面倒見の良い中小企業の社長って感じの方で。

「その方が亡くなったのか」と少し驚きました。

今ですらもう、デザイナー業界、知っている人はほぼ現役ではナイと申しましょうか…

消息生死不明は当たり前、廃業して別業種で頑張っている人の方がごく少ないというご時世です。

「どんどん知っている人が消えていくなあ、これが歳を取るということなんだろうな」

と理解しました(改めて)