山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「アビエイター」

今週のGyaOで見た映画はコチラ↓

「アビエイター」(レオナルド・ディ・カプリオ主演 マーチン・スコセッシ監督 2004年アメリカ)

アビエイター」とは飛行機の操縦士の事なんですって(日本では「飛行機の操縦士=パイロット」と称しますもんね そういえば海外では「パイロット」は「水先案内人」を指すことが多いですね)
この映画、アメリカの大富豪ハワード・ヒューズの生涯を描いた映画なんですが…

まあ、これが長い割には感動ポイントが良くわからなくて。
ケイト・ブランシェット、よく演じているな」くらいしか見どころがない映画です(;^ω^)

狂気の大富豪の悲惨な生涯ってのは、アメリカ人にとっては「神話」とか「伝説」みたいで面白く、興味津々で国民共通の知識であり体験でもあるようなものなんでしょうなあ…
でも、日本人にとっては、「はあ…」「まあ、そんな事が」的な受け止め方しか出来ないので。
最後の方の公聴会のシーンも、「なんでここをこんなに長くやるんだろう?一瞬でもハワード・ヒューズの往年の輝きが戻ってきたって事にしたいんだろうけど、直後に再び狂気に囚われちゃうので見てて色々と無理」
となってしまうんですな。

幼い頃からの潔癖症が強くなりすぎて、強迫性障害からそのままガチの狂人になってしまうところとか。
確かにお気の毒だけど、大富豪でもなければ飛行機冒険野郎でもないワシから見れば、
「…病院に入ってればよかったのに」
くらいしか思わなかった(;^ω^)

それにしても往年のハリウッド女優を再現している女優さんたちが見事で、ここだけは見ごたえがございますよ。
立ち振舞とか一挙手一投足をとことん分析し、再現しているところが本当にすごいです。
キャサリン・ヘプバーンを演じたケイト・ブランシェットを始め、「テキサスの雌トラ」エヴァ・ガードナーとか、「ハリウッドのセックスシンボル」ジーン・ハーローとか。
女優さんたちが超頑張ってて、眼福眼福。
てかそこを頼りに見るしかない映画(牛乳瓶に小便を溜め込むスタイルは別の意味で見応えがあるけど)