山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

佐井好子の事

少し前にラジオで特集やってて、YouTubeで音源を聞いたりしてたのですが。
また最近、ラジオで特集をやってて。
「やっぱりいいなあ」と思ったので、ここに書き留めておきますね。

佐井 好子(さい よしこ、1953年6月22日-)は奈良県出身の歌手、作曲家、詩人である。1953年、奈良県に生まれる。中学生の時はコーラス部に所属していた。

1972年に京都市立芸術大学を受験するも不合格となり、同志社大学に進学。大学在学時から詩作、作曲をはじめた。楽曲をラジオ番組などに応募したことがきっかけで、中山ラビのコンサートでフロントアクトをつとめるようになる。その後オファーのあったテイチクと契約し、1975年にアルバム『萬花鏡』でデビュー。

1977年、テイチクから日本コロムビアへ移籍し、『胎児の夢』をリリース。また同時期には詩集『青いガラス玉』(婦人生活社)を出版したほか、映画『夢野久作の少女地獄』の主題歌も担当した。

1979年に音楽活動を停止。2001年に音楽活動再開。

2008年、Pヴァインより30年ぶりとなるオリジナルアルバム『タクラマカン』をリリース。山本精一芳垣安洋、早川岳晴らが参加。


まあ、時代性と申しましょうか。
夢野久作meetsプログレ謡曲」みたいな芸風でして(アレンジが全曲深町純による)
まあ、深町純と言えば、アレですよ。ザ・スリー・ディグリーズ!↓


※なんだか和田アキ子が歌いそうな楽曲ですがw時代を感じるー!←褒めてます

このおもいっきり洋楽なりきりな芸風から一変、佐井好子作品に関しては、シルクロード風アレンジあり、琵琶や和楽器が入ったアレンジありで「和風」に徹しております。

文学少女風な佐井好子の作風と相まって、独特の世界観があるんですが、アルバムとしてワシの好みだったのは「萬華鏡」と「密航」でした。
この作品以降はAORぽく、ジャズ寄りなアプローチになり、「なんか違う」な気がしてあまり好きじゃないんですけど。

この佐井好子本人のインタビューとかが一切無いので、本人がどんな人なのか、何故一度はやめた音楽の道を22年も経ってから再開するに至ったのか全然わからないんですがw
矢野顕子以前に、こんな人もいたのだと、是非知っていただきたいミュージシャンであります。



※すまん、調べてみたらアレンジは深町純じゃなかった
正解は「大野雄二からクニ河内」でした 訂正