山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「TRIAL」待望論

も〜〜いくつ寝ると〜〜「トライアル」〜〜(by山中さわお
そうなんですよ、ワシも(・∀・)凄く楽しみに待っておりますともー!
ピロウズのNewアルバム「TRIAL」!

いつもなら大して迷いもせず、感覚でサクっと作っちゃうことが多いピロウズのアルバム。
(なので、あのアルバムの意味を自分たちですら何年も気が付かなかったり、ツアーの終了を持ってそのアルバムの意味が初めてわかるみたいな部分が多々ある)
ソレが今回、まさに、「Please, Mr.Lostman」以来の「異様な雰囲気」の中で製作されたという事で、堂々、名作フラッグが立ちまくりな予感なんですね。

「Please, Mr.Lostman」はなんともアルバム全体が悲しみに満ちたアルバムで。なんとも美しくて。
このアルバムの持つ独特の透明さは、何度聴いても新しい涙を誘われるほどです。
長年、その理由がよくわからなかったのですが、後々、インタビュー等で。
「これは音楽業界への遺書だった」との証言を知って「なるほど」と納得がゆきました。
ピロウズからの、自分たちを受け入れてはくれない業界へのお別れの手紙」
だから、あんなにも悲しく美しいんですね。
もう一緒に滅びてしまおうとメンバー三人が覚悟を決めて、同じ車に乗り込んでアクセルを踏み込み続ける。そんな姿が見えてくるアルバムだからこそ、この独特の空気感に聴いててやられちゃうんですね。

そして最新作の「TRIAL」
3.11の震災、その前後に起きたメンバーの家族に起きた不幸。
悲しみと無力感に襲われながらも、ピロウズの三人がツアーを続ける中で見たもの、感じたもの。
それらはきっと、このアルバムの曲作りに全体像に陰影をつけているはずなんですよ。

悲しみと絶望の中に身を置きながら、常に光の指す方を見つめているピロウズの音楽。
これほど彼らの芸風にピッタリの条件の環境が他に有りましょうか?(いや、ナイ)<
そんなわけで、とりあずは今月号の「音楽と人」が表紙&巻頭特集がピロウズらしいので、早く読みたいんですけど。

…福岡への入荷は週明けかなあ…(ーー;;