山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「箱入り息子の恋」

GyaOで無料配信されてたので、見ました→映画「箱入り息子の恋」

一応…コレはコメディ?なのかな…
気色悪さが先に立ってなかなか笑えませんでしたが(^_^;)
お話はこんな感じ↓

市役所で無遅刻無欠勤の超真面目地味男アマノくん(星野源)は彼女いない歴=年齢の35歳。
彼の将来を心配した両親が勝手に婚活をし始めて、同じように子供の婚活に来てた夫婦と釣り書を交わす。
大雨が降った日、アマノくんは雨宿りしてた美女・奈穂子(夏帆)に傘をあげてしまう。



そこから運命の糸を無理やり手繰り寄せて二人に恋をさせようと画策する奈穂子の母(黒木瞳
ところが二人の恋路にはあまりにも問題が山積で。
アマノくんはいろいろと命がけな事になってしまうのでした。

それまで真面目一本槍で日々節約につとめ、ウィークデイもお昼ごはんを食べに自宅に戻り、休みの日はストリートファイターとカエルの飼育くらいしかやらなかったアマノくんが。
恋をして奈穂子を恋しいと思うようになるにつれて、段々気が狂っていく過程が面白い映画でしたね(笑うほどじゃないけど)

アマノくんのご両親も過保護で気持ち悪いけど、奈穂子のご両親もかなりな過保護で(最初ワシは奈穂子には脳にも問題があるのかも?と思ったほど)気持ち悪さいっぱい。
「いい加減子供を手放してやれよ…」(´・ω・`)と思いつつ。げんなりしながら見てましたw

しかし、ま。
星野源が「寸詰まりのレトルト」って感じでついつい最後まで見ちゃいましたねw(レトルトのほうが頭が小さくてすらっと背が高くて体型が良いのよ)
特にスーツを着ている様子がレトルトに似てて。「ふふふ…似とるな」とニヤニヤしながら見ました(不気味)
「レトルトも美女が好きだけど、この映画のアマノくんも美女好きなのね」と。

いかんせん、監督の腕が悪いのか脚本がダメなのか。
せっかくのアマノくんというキャラへの愛情が感じられないままで終わる映画なのが、とても残念でしたね。
このあたり、女性監督のほうがうまく撮りそうな雰囲気がします。
だって、この映画の作り手の人たち、星野源の事を「なんでもてはやされているんだろう?」と理解してないでしょ…映画のそこかしこにその作りての思いみたいなものがにじみ出てて。そこに妙に冷たい印象を受けましたよ。