山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「花様年華」

少し前にBSでオンエアーされてて。
録画して見て、「やっぱりこの映画、好きだなあ」と思ったウォン・カーウァイ監督の映画「花様年華」のリマスター版がGyaO!にて配信されてまして。

好きだから、また見ちゃった(*´ω`*)
実は…ワシが見てて、一番胸がキュンキュンする映画はコレなのかも知れません…
ほぼ、恋愛映画で胸がトゥクン…↓

※参考画像 杉元くんの恋バナときめき場面

とかすることがない人なんで(一般的な恋愛映画を見ては、「これが恋愛かよ!へそが茶わかすぜ!!」とかはよく言ってる)
「身も心も溶かされるような恋愛映画」というものにめったに出会えないんですよ。
で。この「花様年華」は非常に珍しい、ワシがうっとりしながら胸キュンする映画です(キモイとか言うなー)

この世界で「好きになってはいけない人を好きになってしまったら」
「一生抱え込まなければならない秘密を持ってしまったら」
という。
ほぼ現代には絶滅したと思える「叶わぬ恋」というものを鮮やかに見せてくれます。

そう言えばワシ、トリュフォー「隣の女」も好きなんだよねえ…
こういうシチュエーションに弱いのかしら…(;´Д`)

'' in the mood for love '' - official film trailer - 2000.


※物語の切なさも、劇中の音楽も映像もファッションもすべてがすべてが美しくて耽溺してしまいたくなります。
欲望の翼」がこの物語の前日譚、「2046」(キムタクが出てたアレ)は後日譚という位置づけになっております。

繰り返し見ることで色んな発見もあって。
昔見た映画を何度も繰り返し見るのって面白いですね。
大家さんに注意される主人公、上司も若い女と不倫しているくせに、自分の秘書にはそれを許さないとか。
好きになってしまった男の妻とのちょっとしたやり取りに激しく傷ついてしまう主人公とか。
まったくうっとりさせられっぱなしだぜ!ウォン・カーウァイ、大好きだぜ!!←