山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「マッドマックス 怒りのデスロード」覚え書き

細田守の映画ですっかり「映画を見るのが怖い怖い病」にかかってしまい(^o^;)
ここ数年間、ろくに映画を見なかったワシでありますが、この「マッドマックス 怒りのデスロード」のお陰ですっかりリハビリ出来ました!(・∀・)

劇場に二回足を運んで堪能したわけですが(時間と経済が許すのなら三度目も行きたい)
そこで色々と気がついたことがあるので忘れないうちに(老人)ここに書いておきますねφ(゚▽゚*)メモメモ(*゚▽゚)ノ□ペタッ

「マッドマックス 怒りのデスロード」でマックスがニュークスくん(この映画のある意味主人公の一人)を背負って砂漠を歩くシーンがあるのですが。
ちゃんと元ネタは「マッドマックス2」にあるんですねw
生頼範義先生が描かれた「マッドマックス2」のポスターの絵柄にもそのシーンが使われております(敵方から奪い返した人質を砦に連れて帰る場面)↓


生頼範義先生、絵、ウマ過ぎぃ<今更

「怒りのデスロード」の中の「え?コレは??」と思ったシーンがあったのですが。
このシーンのせいで、「主人公なのにマックス…」と微妙な気持ちになるところであります。
「あれ?この感じ、どこかで既視感があるな」と思ったら「七人の侍」での久蔵の有名なシーンでしたねw
七人の侍」では「うおおお、なんかよくわからんけど、久蔵、かっこいいいいいいい」になるシーンなんですけど。
(ワシは黒澤明の良さがあまり良くわからない女だが、「七人の侍」の久蔵と「野良犬」限定でファンである)

「あ。ジョージ・ミラー黒澤明リスペクトのシーンだったんだ!」と家に帰ってから気が付きました(遅)
久蔵はどちらかというと、カッコイイけど脇キャラなんで、あの省略の仕方でもOKだったのですが、マックスは主人公なんだし見せ場を作ってあげても良かったような(ごにょごにょ)


※剣の達人「久蔵」(見てよこの構えのかっこよさ!) 宮口精二一世一代の当たり役

赤毛の子産み女(エルビスの孫)が「見張りに行くわ」とトレーラーの最後尾につないであるビートルを改造した見張り台でニュークス君と出会うシーンがあるのですが。
これがなかなかいいシーンでして。
初見の時、ワシは泣いたぞ。

で、「あれ?なんか既視感が」と思って、コレはすぐに気が付きましたw
天空の城ラピュタ」でパズーとシータが見張り用のグライダーの狭い座席に二人で座って一枚の毛布にくるまりながら会話を交わすシーン↓コレですね

※「黒澤明と宮�ア駿をリスペクトしている」というジョージ・ミラーの話はどうやらリップサービスじゃなくてガチな模様

あと、車のドアと人間がセットに成ってマックスにまとわりつくのも「マッドマックス2」で既出↓

※何故か大器晩成ジャイロキャプテン
ハンドガン式の散弾銃?も「マッドマックス2」で既出↓

※「不発」だったり「弾がなかった」り

戦地に連れて行く「輸血袋」の元ネタも「マッドマックス2」で既出。
ヒューマンガス(恥ずかしい格好の暴走族?盗賊?の頭領)がとっ捕まえた人質をこのスタイルで引き回しておりました↓

※「ヒャッハー、輸血袋がダブルだぜえ!」(違)

コレが「怒りのデスロード」では口輪をはめられて、本当に屈辱的な扱いになっちゃうわけでして。
マックス、受難。
しかもこの口輪を外すためにヤスリでコツコツ擦るしかなくて、このシーンも結構笑えます↓

※マックスは愛車インターセプターにもろくすっぽ乗れず、
「俺の車ー!」とか「俺のジャケットー!」くらいしか話しませんw


他にもきっと色々とチェックすれば面白い、意味のあるシーンがあると思うですよ。
ブルーレイも買わなきゃ٩(ˊᗜˋ*)و

※最後に「ナミビアの砂漠で過酷な撮影が続いたので、仲良くならざるを得なかった皆さん」の写真でも