ピロウズという装置へのさわおからの強烈なラブレター
「愛を乞う男」山中さわお、血反吐はきながらの愛の告白編
なんというか。
実際、このソロアルバムをフルで聞くのはすごく怖かったのですが…
インタビュー等を読む感じでは。
「いいか、俺一人でやっちゃうからなっ!見てろよ!!この手首、ザクザクって見事に切ってみせるからな!!!(チラチラチラッ)」
みたいな作風なんじゃなかろうか?
と恐怖心を抱いていたのですが。
なーんだε-(´∀`*)ホッ
普通にさわおソロでものすごく安心しました。
「こんな曲作ったけど、シンちゃんだったらどんなドラムつける??Peeちゃんだったらどんなソロ入れてくる??」
とまるで愛情を試すかのようなクイズ形式のアルバムに感じましたね。
つまり、今までのさわおソロの作風って。
もっと個人的な作品というか。
ピロウズの居る世界と並行宇宙的に存在する「山中さわおのプライベート」みたいな感じであった気がするんですよね(妄想)
仕事を終えて、家に帰って。
一人になった時に湧いてきた音楽とって出し!というか。
それは、基本、生まれる経緯は同じであったとしても、ピロウズの楽曲として発表する時は。
「ピロウズという装置を通して生まれてくるもの」
なので、多分、ニュアンスが違ってきているはずなんですよね。
(それはアルバム「トライアル」の中の「Flashback Story」が当初はもっとゆったりとしたテンポの曲であったのに、セッションするうちに今のノリノリ楽曲になってしまったという経緯を見ての通り)
なので、今回のソロアルバム「破壊的イノベーション」に入っている楽曲はどれも。
ピロウズのメンバーに宛てられた挑戦状であり、ラブレターであり、クイズのようなものであると感じますね。
多分、これが山中さわおの限界(←殴られるの覚悟の上での発言)
さわおはピロウズという装置がなければ、ここが天井なんですよ。
確かにソングライターとしての才能はあるし、溢れ出るものはあるけれど。
でもそのラインを軽々と超えて。
自分の実力以上のものが発揮できるには「ピロウズという装置」が必要なんですよ。
自分自身では制御できない、音楽という衝動。
それを飼い慣らすこと無く、本能のままで奔放に暴れさせて。
リスナーの心に届けるには、コレ以上の装置はないわけでして。
それは多分、さわお自身が一番知ってることなわけでして。
ここにシンちゃんのタイトで気持ちのいいドラム、ここにPeeちゃんの気が狂ったみたいなギターソロが入ってて欲しい。
そう願うのはさわおのみならず、バスターズなら当然でしょうよ。
このアルバムを通して聞こえてくるのは。
「ねえねえ、もっと音楽で遊ぼうよ。もっといちゃいちゃしてようよ。子供みたいにさあ!」
というさわおからの強烈なお誘いですね。
「俺、いい曲作るからさあー!!」という叫び。
一応、ワシ、ソロツアー見に行くことにしているんですけど。
多分、ソコで感じることも以上のようなことであるんだろうなという予感ありありーの(^_^;)
でも。ま、「見届け屋」としてはね。
行きますとも、見届けに(`・∀・´)エッヘン!!<何故威張るし
そしてピロウズの再始動もちゃんと見届けるからね。
「トライアル」で何か一つ、壁を破った感のあるピロウズの向かう先をちゃんと見ているからね。
待ってろよー!<ワシからの挑戦状w