山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

山三…SWAN SONG

えー。皆様は覚えておいでかどうかわかりませぬが。
実は、ワシが陰ながら応援しているミュージシャンに「渡辺豪」くんというお方がおられます。
もともとは「てるる…」というバンドで出会ったのですが。
色々ありまして(謎)

今度リリースなさる、ソロアルバムの見本盤をマネージャーさんからいただきました!(・∀・)
m(_ _)mありがとうございます!
今日はそのアルバムのレビューを書きたいと思います。

いざ。

「山三…SWAN SONG
これは夏に東京で上演された音楽劇(?)のサントラになるようですね(情報がオボロ…スイマセン)
ミニアルバム6曲入り…というにはあまりにも演奏時間が短くて(13分ほど?)ビックリしますが。
まず、驚かされるのはその音質の良さです。
言葉は悪いけど、洋楽並みの音の良さ。この音の美しさはメジャーなミュージシャンであってもあまり到達できてない域です。
「これは!?」
とビックリしたのですが。

レコーディングエンジニアはこの方だったそうです↓
村上 輝生 Teruo "Mu-" Murakami 

この綺羅星のごとき、音楽史に永遠に光り続けるであろう名作を色々と担当なさってた方との事。
大納得であります。

さて。音楽は。
時代劇で音楽劇とのことでしたので。
非常になんというか、タイムレスな音楽で「歌」に焦点が絞られております。
舞台を見てはないのでなんとも言えませんが。
音楽単体だけでも十分に「渡辺豪ワールド」が味わえる内容です。

ワシが驚嘆したのは、実は4曲目「キリエ」だったのですが。
思わず、鬼の目にも涙。
多分、音楽単体で世界にだしても恥ずかしくない珠玉の名曲でございます。でも、この悲しみを共感を持って感じられるワシの今の精神状態って一体…(ーー;
とも思いますが(苦笑)
うーん80年台の清水靖晃とかオノセイゲンを彷彿とさせる世界観です。

この世界観はスゴイと思います(頭が悪い感想が出てき始めたら本気モード)
表題曲の「SWAN SONG」のモノクロで描かれた冬の海辺のような表現も素晴らしいです。
やがてそこに色がついて果てしない世界へ魂が開放されるような印象。
確かに、舞台劇の音楽だけあってとてもドラマチックですね。

そして最終曲の「夢の宴」がまさかまさかのロックンロール風。
ピアノと間奏のフルートだけをバックにしてデカダンな雰囲気であっけらかんと悲しみと諦念を歌う__という表現に正直、ぎょっとしました。

多分、色々と大人になったんだなあと、改めて感じました。
ワシが最初に豪くんを見たのは、まだ22歳とか?それぐらいの時で。
まだ「少年」という面影で。
その次に見た時が、丸刈り姿で歌ってた頃(観客に向かって「別に怒っているわけではありません!」とか言ってたw)でありまして。

その印象から行くと、この舞台劇のために髪を伸ばして、怪しげな両性具有っぽい雰囲気でお化粧して衣装をつけている姿が付属のブックレットで見ることが出来るのですが_あまりにも隔たりがあってぎょっとします。
「美貌の歌い手」「謎の美青年歌手」という風情です。

…これは…演劇ファンの奥様がたにキャーキャーいわれそうです(ごめん)
いやーでも、純粋に良い音楽だし。
音楽だけでも十分に彼の新しい世界が堪能できるので。
聞いたことのない人は、聞いてみるといいんじゃないのかなー?(´ω`)と思う次第でございます。

このサントラ「三山…SWAN SONG」は10月31日にインディーズの老舗SONG BIRDからリリースされるそうなのでお楽しみに(Amazon.経由でも買えるそうです)
そしてレコ発のツアーもなさるそうで。



10/13は岐阜の中津川でMt.ENA ROCKFESTIVAL Mt.Ena Rock Festival in 馬籠宿(岐阜県中津川市
10/14は四日市ガリバー059-346-7321 http://www.galliver.gr.jp/top.htm
10/15は大阪JANUS 06-6214-7255 Music Club JANUS | ミュージッククラブジャニス | 大阪心斎橋のライブハウス  


お近くの方は行かれるといいのではないかしら〜(^^)