山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「NIGHT JASMIN」 GOH IRIS WATANABE

ワシが個人的に応援しております音楽家のGOH IRIS WATANABEさんの新作が届きました( ^ω^)
では早速、レビューに参りましょう!

「NIGHT JASMIN」 GOH IRIS WATANABE
虚構と現実の狭間で

前作「SWAN SONG」が素晴らしい内容なのに、あまりにも曲数が少なくて(´・ω・`)ショボーンとなってしまった事を思い出しつつ。
「今回の収録曲は何曲?」と最初にチェックしたワシでありました(´ω`)
今回は6曲入りですよ!これは楽しめそうです。

今回の作品も彼が主演する舞台劇のために彼が書き下した作品群であります。
(「NIGHT JASMIN」2012年7月18,19日上演 「NIGHT JASMIN2」2014年7月3,4日上演)

01.茉莉花(中国古歌)
コレは中国の古い歌ですね。
1920年代、狂騒の魔都上海を舞台にした悲劇(らしい<伝聞<ほら、現実に舞台は見てないわけですし…)はこのゆかしい歌から始まります。

02.Little boy from little bay
この舞台がどんな感じなのか?この曲を聞けばわかります(断言)
ドラマチックでシアトリカル。
曲の後半はチャールストン風に楽しく陽気に歌い上げられます。
作詞はGOH IRIS WATANABEさんの創作上のパートナーであり最大の理解者、澤村みゆきさまです。

03.僕だけのWhite lily
なんとシングルカットですよこの曲。
AmazonのMP3ショップとiTunesにて試聴&ダウンロードできます。

なんと、ストレートなラブソング(*ノェノ)キャー
「つまりこの舞台劇には男女の恋愛要素もあるってことね」(うすらぼんやり)

04.Fallen Angel
一転してダークな曲調。
歌詞も陰鬱で「そうそう戦前の上海の印象てこんな感じ」(映画、ドキュメンタリー、人からの伝聞等でしか知りませんがw)
エロチックで暗喩的なドラマチックな歌が魔都上海の面影を盛り上げてゆきます。

「嘘もまことも 闇もひかりも 私の中でひとつになる」
「さあ、我に堕ちよ…」
なるほど、これはまさに、GOH IRIS WATANABEさん自身の事じゃないですか。

05.Night Jasmin
先にシングルカットされた表題曲。
嵐の後の美しい穏やかな夜明けを思わせる楽曲です。
一握りの悲しみを含んだままで、泣き顔の後のさっぱりとした笑顔。そんな印象です。

06.Prelude
この、舞台劇のCDの最後を飾るのがこの曲、しかもタイトルが「前奏曲(プレリュード)」
ちょっと洒落ているじゃないですか。

つまり、「次のドラマの始まりの予感」なのかもしれません(もうすべて当てずっぽうで書いているわ…このブログ…)
次へと旅立つ決意表明の歌であります。

ワシは、この曲はGOH IRIS WATANABEさん自身の歌だと感じました。
(って今歌詞カードをよく見たら、Bonus trackと表記されてますね)
さまざまな紆余曲折を経て、そして今、ステージに立って歌っている。その現状を誇らしげに歌っておられます。

そうですよ、ワシは「見届ける」と決めたのですから、これからもGOH IRIS WATANABEさんの活動を(遠くからではありますが)見守っておりますよ。
青いセイリオスが響き返すように、リスナーも響き返して見せますから(´∀`*)ウフフ