昨日の夕方、突然通知が来てびっくりしてしまった平沢進15~6年ぶりに制作されたミュージックビデオの公開であります↓
棒立ちでワンカメラ、腕をゆっくりと回す不思議ビデオであります。
一応、プロモーションとしては、平沢進が今、どんな音楽をやっているのか?どんな人となりなのか?どんな美意識なのか?は伝わるので、成功なんじゃないでしょうかね…
今まで平沢進、あるいはP-MODELのミュージックビデオと言えば…
とにかく驚かされるものが多かったので…今回はミュージックビデオとしての体を為しているってだけで良いんではないでしょうか(じゃあ今までのは全く駄目だったの!?と聞かれると困ってしまいますが…)
「LOVE SONG」↓とか正直、曲はものすごく良いのに、映像の意味が全くわかりませんもんね(画面の異様なポーズに気を取られてしまって歌が全く入ってこないのですワシの場合)
あとインヤーロボがノシノシと歩き回るこの↓ミュージックビデオも。
骸骨が束になって踊りだすシーンで、もはや曲が耳に入ってきません。
なんか洪水になっている土地をインヤーロボがノッシノッシと歩き回っているという印象だけが残ります(楽曲すごく素敵なのにこれも楽曲耳に入ってこない結果になっているワシの場合)
この新作「TINELINEの終わり」の前に最後に作られてたミュージックビデオがこの「ロタティオン」みたいなんですが。
映画「千年女優」のラストに楽曲が使われていたからそれに便乗してビデオが作られたんでしょうか?(でも映像には「千年女優」は使われていない)
CGに目を奪われてしまってこれも曲が耳に入ってこない系です(ワシの場合)
まあ、曲が耳に入ってくると言えばこの「ベルセルク」に使われた「Forses」とかは。
ちゃんと曲が印象に残りますが。
「なんでパイプのついた服着ているの?」(当時ステージでこの衣装を着てたからだよ)
「なんで棺みたいな光るカプセルに入っているの?」(わかりません)
と、言うふうに。
画面はシンプルなのに妙に謎の情報量が多くて。
「なんか中2病心をくすぐられた気がする」という印象だけが残りました(初見時にワシの場合)
そして一番「普通のミュージックビデオっぽい」とワシが思うのはコチラです↓
テクノでポップなピコる音楽とメンバーの顔が出ているってだけで、十分に「普通だ」と感じるのです(ワシの場合)
なかなかミュージックビデオを作らない音楽家なんで。
コレをきっかけにまた意欲作を作ってはもらえないかしらと思うんですけどね(今回の監督はデザイナーの中井さんだそうなので。中井さんと平沢進のコンビ作品は印刷物デザインはもとより舞台装置とか演出でもすごくカッコいいので作品を色々と作って欲しいのです)