山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

1980年の出来事

弐号機が思春期のせいか?
「お父さんとお母さんはいかにして出会って結婚したのか?」という質問をよくしてきます。
大体においてワシに質問するんですけど。
先日は夫に質問しておりました。

すると夫がですね(苦笑)
「なんかよくワカラナイけどつきあうことになってた。そしてなんでかよくワカラナイけど、つきあうことで友達から怒られた」
とか申しますのよ……(^_^;)

当時はちょっと事情があってですね。
全然好きでもない男と付き合い始めたばかりで。
「一回ぐらいは好きでもない男とつきあうのも勉強になるかも」と思ってたんですけどね。
向こうが熱烈に「好き好き光線」を送ってきて、乞われるがままに「つきあってもいいよ」と言っちゃったんですね(若気の至り)
ものすごく好かれてつきあってみれば実は良い人で。
ほだされるってこともあるかなあ?と思ったのです。若いってバカですねー。

ところがやっぱり、この彼とは一回デートしただけで。
あ。やっぱり自分が好きでなきゃ責任取れないっつーか、生理的に無理だわ
と気がついたんですね。
全然楽しくない。
肩を抱かれただけでもゾッとするというか(ごめん)
普通に話す分には全然気にならないのですが。やはり、肉体的な接触(手を握る程度でも)はハードルが高くて。
「自分が好きじゃなきゃこのハードルは越えられないんだ!」と気がついてですね(すまん)

正直もうコレ以上つきあう気にもなれず、「どうやって断ろう」と考えあぐねていたら。
当時つきあってたその彼がバイクで旅行に行ってしまって。
「何かおみやげ買ってくるよ」と言い残してさっさと行ってしまったんですね。

ま。連休中、一人になってしまったので女友達とフラフラ自分の大学の学園祭に出かけていって。
そこで夫と出会ってしまうんですよ。
たったひと目で
あ。この人の恋人になりたい!
て強烈に思っちゃったんですね。
そこでワシが後の夫となるその男に言ったのは、
ワシとつきあうと楽しいよ!絶対退屈しないよ!!」だったんですけどね。

夫はなんとなく当時、ワシのことを知ってたそうですが。
「え?なんでそうなるの??」と驚きつつもつきあうことを快諾。
でも。そのワシが「好きじゃないけどお試しでつきあってた男」と夫には共通の友達が居たせいで、その友達から、
「え?友達の彼女を取っちゃうの?まずくない??」
と怒られたという顛末…

今にして思えば。ワシはその彼に対して一度も好きと言ったことはないし(つきあい始めの頃に「友達からね」と言ったはずなので、ワシ的には「そのうち好きになるかもね」とは思っていたが)
「お試し期間」と思ってたので、本気でその彼の所有物になった気はなかったんですが(チューだってまだしてないのに!!)

彼の方はワシが「つきあってもいいよ(ただし友達から始めてね<この部分が耳に入ってない)」
と言ったのでてっきり、彼はもう「俺のもの」と思ってたんですね。
んー。残念、そうじゃなかったのよ…
ワシはワシのものなのよ。

一応、その彼にも「ごめん、好きな人ができました」と正直に言って、つきあいは解消したんですけど。
恨まれましたね…
「嘘つき」「売女」←売ってないよ(´д⊂)「悪女」
散々に言われて悪い噂を流されて(心を弄んだ的な)
まあ、本気でつきあわなくて助かったというか。
つまりそんな人だったので_当時はストーカーって言葉もなかったしね_別れて正解でした。

で、弐号機が夫に質問します。
で?お父さんはその時、お母さんの事を好きだったの??」とねw
すると、夫が平然と、
いや、好きでもなんでもなかった。よくわかんないけどつきあってみただけー

ぎゃあああああ(☝ Tਊ T)☝
夫が、ワシの事、好きじゃなかったなんて…!!!!!(実はかなりショック)
だって「つきあうと楽しいよ!」って言ったその夜、ワシにキスしたのよ、この男!!!(手が早い)
なのに「好きじゃない」ってえええ工エエェェ(´д`)ェェエエ工

愛が冷めちゃう、魔法が解ける!!(悲鳴)