山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

少女モデルのサマンサを知っていますか?

その昔、「少女アリス」という伝説の写真集がありましてですね。
今もAmazonさんで売っております少女アリス
ちょっとお高いですけどね(^^;

ワシはこの写真集が大好きでして。
何度この写真をもとに絵を描いたことか。
ヌード写真も含まれておりますが、本当にお人形さんみたいで。
この世のものとは思えない美しさ。

全編、イギリステイスト満載のスタイリング&ロケーションで。
「こんなおしゃれな写真集があっていいのか??」と当時のワシ(中学生)は驚倒したものでした。

キチガ○お茶会の喧騒。
ロンドンの街中をジョーズ(後に007の悪役として登場)に抱っこされて歩きまわり。
お屋敷のドールハウスで遊び。
等身大のアリス人形(より、サマンサの方が断然カワイイというこの奇跡!)を抱きしめてキスするショットなどなど。

どれもがその一瞬に神が宿る奇跡の連続。
多分、この時のカメラマン沢渡朔には神様が降りてたんでしょうな。
その数年後、彼は同じサマンサを起用して続編の「海から来た少女」という写真集を発刊しますが。

残念ながら思春期を迎えたサマンサにはもう奇跡は起こせず(難しい年頃だったんでしょうなあ)
ヌード写真も痛々しい感じで(それがまた宗教画のようにも見えますが)
「少女アリス」のような怒涛の作品とは成り得ませんでした。

ワシは沢渡朔は写真集「ナディア」も大好きで。
「ナディア」の写真の数々は、ネットで見ることができます。

ネットでも「サマンサ嬢は今、どうしているんだろうか?」と目にするのですが。
「今はおばさんになってて。どこかで幸せに暮らしてくれていればいいが…」と常々思っておりました。
そして昨日、ふとした気まぐれで目にしたこの記事になんとサマンサのその後が書かれていたのでビックリw

Solved: Mystery of the iconic Led Zeppelin album cover and its golden-haired children

「サマンサってあのレッド・ツェッペリンの聖なる館のジャケ写の子だったんかーーーい!?」
40年目に知る真実w
「聖なる館」のジャケ写では顔が写ってなかったので、「よく似た髪型の子がおるもんやなあ」程度にしか思ってなかったんですが。
まさか、同一人物とはw

しかも、この一緒に写っている男の子はサマンサの弟で。
今は「料理研究家」としてBBCで番組をやるような人になってたんですねw
サマンサはTVドラマや映画にも出たようですが、その後普通の人生を送り、今は南アフリカケープタウンで夫と娘と幸せに暮らしているようです。

「ほほお!!サマンサの娘とな!?」と写真を見てみたら……

うーん。タルーラちゃん、普通の子(失敬)
やっぱりあの「少女アリス」の世界は。
少女期の一瞬、最も美しい無垢な時代を切り取ってみせたからこそ神々しいまでに輝いていたんですね…
でも、大人になったサマンサもちゃんと昔の面影もあって。
なによりも幸せそうでよかったです。