山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

入院ライフ 初日

とりあえず、思い出せる限り、今回の入院ライフを書き残しておきましょうかね

・8月2日(火曜日)
朝から入院。
とりあえず、病院内の説明を看護師さんから聞き、4人部屋に招き入れられる。
地上7階。博多湾を見渡す素晴らしい眺望が望める部屋。眺めはまるっきりリゾートホテル。

研修医のシュウコちゃん(めっちゃカワイコちゃん)先生から「この部屋はアタリですよ」と言われる。

この4人部屋の入院患者は、原因不明の難病の若いお母さんヨウコちゃん、乳がんで手術後の抗癌剤治療の為に入院している72歳のタカコちゃん、胃がん治療中の62歳のミヨコちゃん。
そこに乳がん手術のためにワシが加入したという次第。

病院の粗食をモソモソと食べ。
とりあえず、同室のみなさんの動向を観察するワシ。

ミヨコちゃんは苦労人らしく、人に優しい。
若い研修医に美味しい物をふるまって可愛がっている。

ヨウコちゃんは乳腺炎になって軽い気持ちで緊急外来を訪れたら、その場で他の病気が判明してしまい、緊急入院となり、ある日突然家族から隔離されてしまった可哀想な人。

タカコちゃんは病院のすぐ近所に住んでいる女性で、仕事一筋に生きてきた女性。
結婚も出産も経験ないが、可愛い甥や姪に慕われてて幸せそう。
巨乳なのに、片乳を全摘出したので「バランスが悪い」とこぼされていた。

ワシは夜から絶食(水も飲めない)で、手術に備えることになる。
「眠れるかな?」と思ったのに、大して不眠にもならず図々しく寝てしまう。