山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワシ、病院に行く(定期)

本日は福岡地方寒くてですね。
トレンカの上にレギンスを重ねバキしてセーターまで着込んでから ( °o°)ハッ と気が付きました。
「あ。今日は注射の日だから、腕まくりが出来るようにしておかないといかんのやった」
そしてゴソゴソと着替えなおして、黒いハイネックの長袖シャツの上に五分袖のプルオーバー(ワンピース?)を重ね着していくことにしました。

今日は3ヶ月に一度の病院の日です。
飲み薬(タスオミン)を90日分もらって、リュープリンの皮下注射を受ける日です。
初号機を大学に送るついでにそのまま海辺の病院へ。

さすが海辺w
眺めはいいけど玄界灘の北風も強烈!w

ワシの担当医だったまつげバサバサ先生は久留米に帰っちゃったので、今日からワシの担当医は手術の執刀医だったT先生に代わります。
「その後、お加減はどうですか?」
と聞かれたので、
「調子いいです。最近は走ってますよ」
と言うと、T先生ビックリなさって。
「ああ、確かにすごく健康そうですよね!お住まいのアタリは自然がいっぱいで走ってて楽しいでしょうね」とおっしゃいます。

「あれー?先生ワシのこともしかしてちゃんと覚えているの?」
とか思ったんですけど(だって乳がんの執刀数なんて年間百例ぐらいはあるわけでして)
しかもこうやって面と向かってちゃんと話すのって1年以上ぶりのハズ…

すると先生、こうもおっしゃいます。
「僕の記憶では…サイトーさんてここまで外人ぽかったですかね?」

ああ。そういえば。
髪を染めないようになってからたまに言われるようになりましたな>外人ぽい
そういえば、初号機も仕事で金髪にしたことがあったんですけど。あの時もモロ外人ぽくてびっくりしたことがありましたっけ。

そうだった。思えばT先生、ワシの全裸も見ているんだったw(手術時に)(*ノェノ)キャー
去年の手術の時に、ワシ皮膚の常在菌に感染しちゃって。
本来なら5日間で退院できたのに高熱が出てしまったんでまるまる2週間入院してたんですよね。
ま。そんな部分でも印象的な患者だったのかも(あと。起きている間は大声でしゃべって他の入院患者と一緒に大笑いしてたので)

これからの検査のスケジュールとか打ち合わせをしていたら。
「サイトーさんの薬は予防のための薬ですから。治療のための薬じゃないですから気にし過ぎないでくださいね」
とおっしゃるT先生。
まあ、確かにね(*´ω`*)腫瘍マーカーもマイナスだし。一応、がん細胞は無くなった__という事になってますので。
自称「元気ながん患者」なんですけど、看板に偽りあり??

すると、T先生。突然こうおっしゃいます。
「僕は、ファッションのことは全然興味もないし、何がいいのか悪いのかの区別もつきませんが。でも、今日のサイトーさんを見ていると。『なるほど、おしゃれなセンスがいい人というのはこういう人のことを言うのだな』という事が理解できます」

ブハッ(´゚ω゚):;*.':;先生、何を突然w
がん患者はまず容姿を褒めろ 次に服装のセンスを
という通達が回っているのでしょうかね(´ω`)

「全身を黒とグレイとシルバーでまとめてて、差し色にショッキングピンクがあるのがすごくステキです」
ですって(*´ω`*)ありがとうございましたw

そして注射室に回されて。
いつものように腕を…と思っていたらカーテン裏のベッドが並んでいる部屋に連れて行かれ、「こちらで注射しますね」と看護師さんに言われるワシ。

「えっまさかお尻に…??」((((;゜Д゜)))52歳でお尻に注射!?
と言うと。
「いえ、リュープリンは腕よりも腹部に注射したほうが効果が高くて副作用も少ないという結果が出ましたので、うちの病院でも最近は腹部に注射するように変えたのです。ではお腹を出してください。おへその横に皮下注射します」
と看護師さん。
とりあえずベッドに腰掛けて「しまった。編み上げのワークブーツ履いてきちゃった」と言うと、看護師さん、
「靴はそのままでいいですよ。おへそだけだしてください」とおっしゃる。

ワンピースをめくってwレギンスをめくってトレンカをめくってようよう皮膚が出て看護師さんにおへそを見せる。
(腹部の脂肪がたるるんとしてて恥ずかしいw)
「じゃあ、いきますよー」と注射針をつきたてる看護師さん。
リュープリン注射はちょっと痛いけど、腕にするときほどじゃないですな。

精算を済ませて薬局で薬をもらって買い物してさっき帰宅。
注射した後は痒くなったり眠くなったり、副作用があるのですが。
うむ、確かに。腕にした時よりは軽いですね。