山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

いや、そんな事、誰も望んでないから

少し前に、ピロウズのマイスペにピロウズからの質問状が公開されていましたね。
まあ、海外ファンのニーズを知るには一番手っ取り早い方法ですよね。
忌憚ない意見が聞けるし、海外のファンの声が直接聞けるというのは、ネット社会以前には考えられなかった事ですし(良い世の中になったものだわ)

しかし、その質問に一つ、ワシはひっかかるモノがありました。
ソレが以下↓

5) If you have a choice, do you buy CDs that are sold in Japan? Or arranged to fit your language? ....

※ワシ訳=5)もし、選ぶ事が出来るとしたら、あなたは日本で販売されるCDを買いますか? それとも、あなたの言語に合うようにアレンジされたものを買いますか? ....

....つまりコレは、ピロウズアメリカとか海外向けに、日本で売っているCDとは別バージョンのもの、例えば英語版とかスペイン語版を制作するかもしれないとか?
そういう可能性を指し示しているって事なんでしょうか?

<font size="-2">いや、そんな事、誰も望んでないから</font>(??;

なんで判らないんだろう。
ピロウズを海外、それもアメリカで最初に支持した人たちは、
「日本語で歌ってて、歌詞の内容は判らないのに、なんだか知らないけどこの音楽を聴いていると涙が止まらない。なんで感動してしまったのか判らないけど、でも、きっと良いことを歌っているはず」
という、音楽の本質に直接触れてきた人たちだったって事を忘れてしまったのかしら?

その人達はやがて、ありとあらゆる手を尽くしながら、日本語歌詞を入手し、必死で翻訳してその内容を知り、
そして改めて感動して、ピロウズの魅力にとりつかれた人たちだったった事。
コレは凄く大切な事実だと思うので、ワシは忘れられないんですけどね。

まさに音楽が言語を超える瞬間を見たっつーか。
リアルタイムで見てきたので感動が深かったですね。
自分が子供時代に海の向こうの音楽に夢中になって、「この言葉を知りたい」と思った時のことを思い出させる出来事でした。

すると、案の定、件の質問のお答えにも、殆どの海外ファンからの回答は、
「いや、その必要はないから」「ピロウズの英語は酷いから」「日本語で買うから」というものが大半でした…(^^;

むしろ「歌詞の英訳をつけて」って方が望まれているみたいです。