山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「旅の重さ」(1972)

映画「旅の重さ」(1972)を見る。
監督は青春モノは得意だぞ!@斎藤耕一
主演は「どうして当時は知性派なんて言われていたの?」@高橋洋子だー!(叫)

もうコレがw笑っちゃうほど、団塊フォーク世代映画で。
フォークソング嫌いのワシを殺すには十分すぎる殺傷能力でしたね(^^;

まず、オープニングから、吉田拓郎!イェーイ。
♪わたしは今日まで生きて来ました?♪ですよ。汽車ポポの映像に乗せて!
この歌、この映画の主題歌だったんですね、初めて知りました。

そこで野宿したとおぼしき娘さんが、白いジーンズに白いTシャツ@襟ぐりと袖ぐりにライン入り<なので、体操服にしか見えないwを洗濯物に干して、真っ白なシュミーズ(死語!絶滅危惧種!!)姿にデカパン一丁姿で(時代はウーマンリブ&ノーブラ万歳の時代)川で歯を磨いて、洗顔します(当時は今と違って、強力な農薬をバンバン田畑に散布する時代だったのにも関わらず)

そして、モノローグが挿入されます。
彼女の母親に向けて、旅先からお手紙をしたためているという設定らしき模様。
「ママ、私、なんだか今、とっても自由な気分よ♪」とかなんとか。
どうやらこの娘さんは「お遍路さんみたいに歩き回って徒歩旅行します」という名目で、どうやら家出した来たようなのだが、この能天気さ、楽天的な事には、
「さすが、頭にお花と虫が湧いているヒッピー世代の青少年には適わねえなあ」と苦笑するしか無いです。

この数年後に出現する「翔んでいる女」(笑)を象徴するような話で、なんとも見ているうちにむずがゆいような、お腹いっぱいのような微妙な気分になって来ます。
('A`)ウヘァと思いつつ見ていたのですが、なんとその内に驚愕のシーンが連続で出て来て目が覚めました。

この主演女優=高橋洋子、当時16歳__がですね?
バンバンフルヌードになるんですよ!
海岸でスッポンポーーン☆
川でスッポンポーーーン☆
おっぱい放り出して、真夏の太陽の下、まるでギリシャ神話のニンフのように(というには土着的な体型だが)生まれたままの姿ですよ。

今だったら考えられない映画です。
たとえば、宮崎あおいだって、成人してて人妻ですが、こんな映画に主演したとしたらかな??りスキャンダラスだと思う。
蒼井優だって、こんな事したらもう、「犯罪ぎりぎり」って感じで「ヤバい雰囲気」が十分に漂うですよ。
もう、全裸祭り。若い娘さんが。すげえ。