山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「娘と私の時間」その後

そう言えば、映画「ボヘミアン・ラプソディー」大ヒットですね。
QUEENをリアルタイムで聞いてた人もそうでなかった人もこの映画に夢中になっているようで、それはそれで良かったわね…と思うのですが。
この大ヒットのおかげで、テレビで特集されることもありまして。

ああ懐かしの1975年当時(43年前だよ)、QUEEN初来日時の動画とか(確か当時のフジ系の夜の7時半からやってた石坂浩二司会の「スター千一夜」という番組で放映されたもの)見てしまって、思わず当時の記憶が蘇りましたよね!w

そこで思い出したのですが…
当時、作家の佐藤愛子が雑誌Non-noに「娘と私の時間」というエッセイを連載しておりまして。
そこでQUEEN初来日から数ヶ月後に娘がQUEENの大ファンで、来日中に追いかけ回してたという内容のエッセイが掲載されてて、当時、熊本の田舎の中学生だったワシは羨ましさのあまりめまいがしましたよ!(●^曲^●)

確か、当時、佐藤愛子さんの娘さんの響子さんは高1とかそれくらいだったと思う(つまりワシとほぼ年齢が変わらない)のですが。
QUEENが来日すると知るや、羽田空港にお迎えに行くし、母のコネを使い(^_^;)来日歓迎のレセプションパーティに潜入したり、大ファンであるロジャー・テイラーにけん玉をプレゼントしたりしてて。
来日中はQUEENのメンバーが代わる代わるそのけん玉で遊んでいるグラビアや映像が流れてきたりしてて。

そりゃあもう、「有名作家の娘に生まれるというのは、こうも一般人とは違う青春が送れるものなのか!!」という事を思い知った出来事でしたよ(;´Д`)

で。思いました。
「響子さんは映画を見たのかな?」とね。
当時、リアルタイムでファンでQUEENのメンバーとも直接接触したことがある彼女の意見も知りたいなあと思ったのです。
そしたらなんと!全然知らなかったのですが、今、彼女は人気ブロガーとして活動なさっているみたいで。同時に何故かスピリチュアルなイベント?もなさっているみたいで…
そしてググってみれば、文春のインタビューで、「娘と私の時間など一連のエッセイは母が切り取った私の姿でしかなくて、あの印象で受け止められるのは困る」みたいな発言もなさってて…

いやはや。

古くは「太郎物語」に描かれた曽野綾子の息子さんとか、「岳物語」に描かれた椎名誠の息子さんとか…
まあ、作家の家の子に生まれるというのは…
良いこともあるけど悪いこともあるってことなんでしょうねえ(薄い感想)