山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

終わった筈の詐欺事件

姉歯さんて…ズラですか?
とかなんとか言いながら、誤魔化そうとしているワシ…。
昨日の日記で義弟が巻き込まれた詐欺事件の事を書こうとか思っていたのだが、なんせこの事件に関わった人…大多数がまだ生きているしな。
…書けねえorz
うーん、ボカして大まかに書くか。

今から21年前の年末。義弟と義母が住む家(義弟が自殺したのはこの家でだったワケだが)に行った時の事。
見慣れないものが義弟の部屋を占領していたのに気がついた。

「コレ、何?」と箱の中身を見ると、いわゆる、「浄水器」?
しかしよく見れば、うーん、コレは純粋な浄水器じゃないな。いわゆる、「健康器具」?みたいなもの??
なんでそんなものが義弟の部屋に積んでおいてあるのかがよく理解できない。
一個あたりのお値段も高そうなものなのに…。

当時務めていた会社の取り扱い商品にも似たような品があって、一台当たりの単価が高かったので、「こーんなもの誰が買うのよ?」と不審に思っていたのだが、まさか、ソレを義弟の部屋で束になった状態で見るとは思わなかったので、純粋にビックリしてしまった。

あまりにもその状況が不自然だったので、義母に、「アレ、どうしたんですか?」と訊くと、「知らない!」との事。
うーむ、どっからどう見ても怪しい物件なんだが…。

結局、福岡の家に帰った後、ダンナを説得して、
「絶対アレはマルチとかに引っ掛かっているんだから、先方と話をつけてクーリングオフした方が絶対に良いよ!被害がこれ以上大きくならないウチに!!早いうちに、今すぐ!!!」とガッツンガッツン尻を蹴飛ばして、義弟との話し合いに行かせた。

するとやっぱり義弟は悪質なマルチ商法にひっかかっていて、その取り扱いの業者はやっぱりヤ●●まがいの会社で、苦情を申し立ててものらりくらりとクーリングオフを避けようとする。
結局、数日がかりで先方から脅されたりしながらも、コッチは「いりません!」「返します!!」の一点張りで、どうにかこうにか義弟が引き受けていた商品群全部で十数万円相当は返品する事が出来たのだった。

まあ、その時はすっかりソレで片が付いたモノと思ってて、義母からも、「流石オニイチャンやね!やっぱり頼りになるわ?」とか言われながら(気づいたのはワシだ、ワシ!)「ま、コレで解決した。ヨカッタ」と胸をなで下ろしていたのだ。

でも、ソレでは終わってなかったのね。