山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

悪いけど理解できない

今回の事で、思ったほど傷ついてもいない自分の冷血さに素直に驚く>ワシ
昔からこうなる事への予感を確実に持っていたせいか、少しも驚かなかったというのが、正直な感想。
実は義弟は思春期頃から異常なまでの潔癖症であった。

ワシも二十歳の頃は、今以上に思っている事をズバズバ言う性格だったので、あまりにも義弟の不潔恐怖症ブリ(20分ぐらいかけて、一日に何回も手を洗う事に始まり、とにかく自分以外の人間がダメ。近寄る事も出来ないくらいに色んなモノが不潔に感じられて怖いらしい)に最初、ビックリしてしまって、「異常なまでの潔癖症強迫性障害を予感させるから、ちゃんと病院に行って投薬とかして貰った方がいいよ。アレは病気だよ」とダンナに直接進言しては怒られたり(「オレの弟がキチガ●だって言うのかよー!?」と)していた。
しかし、結局義弟は、自殺するまでの数ヶ月間、外出もままならないくらいに引きこもり生活をしていたようだった。

「やっぱり強迫性障害だったんだなあ」と思った次第だった。
ワシは_こいう言い方は冷たいかも知れないが、結局は他人なので、義弟の異常さには彼が若い頃から気がついてて、「アレはおかしいよ」と何度も言ったのだが、やはりダンナはそんな義弟と子供の頃は一緒に過ごしていたので、「ま、アイツはそんなヤツなんだ」程度の認識しか無かったのだ。

それと今回、義弟宅に入って、最大ビックリした事は、電話帳が、ここ十数年分(20年分近く?)、キチンと保存してあった事だった。
「電話帳って新しいの貰う時に、古いのって引き取って貰うよねえ?」と思わず首をかしげた。
なんでそんな1980年代の電話帳が大事だったのか、皆目見当がつかない。
すると、出るわ出るわ。魔窟から。
アルバイトニュース数百冊。テレビガイド数百冊。「ビデオでーた」みたいな販売用ビデオのパンフレットが10数年分(物凄い厚さ&重さ!)
「なんでこんなモノが大事だったんだろうなあ?」と理解に苦しむ。
好きだったらしいモーニング娘。のファンクラブの会報も、全部綺麗にファイリングされ、ソレが入ってきた封筒すら全部ファイルされていたorz
「封筒まで宝物だったのかよ!」
そして台所の吊り戸棚のなかまで占領するビデオテープ(歌番組&プロレス中継録画モノ)
極め付けは、「買ったまま一度も開封もされずに袋戸棚にしまい込まれてた、高価な家電製品4種類詰め合わせセット」