山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

賞味期限はあくまでも「目安」

コオニタンを幼稚園に送って、家に帰ってきたらボイスが犬小屋の横で飛び跳ねてナニカで遊んでいる。
「あんな熱心に遊んでいるなんて珍しい」(コイヌちゃんの時ならいざ知らず、老犬にさしかかったボイスにはこんな事態は珍しい)
と、見ると、天気が良いのでクルが犬小屋に寄りかかって日なたぼっこをしている所にボイスがじゃれて遊び飛びかかっている最中であった。

「仲が良いわねえ」と見やると、ボイス、ピョンピョン飛び跳ねながらクルを仰向けに倒して、腕の付け根やら太ももの付け根やら、「パー」の形に開いたクルのオナカを「はむはむ」と甘噛み(というか、くわえて?)して遊んでいる。
クルも馴れたもので、怒ったり嫌がったりもせず、ボイスのなすがままになっているし。
「なんというか、不思議な兄弟愛だねえ」と声を掛けると、急に知らん顔して両者(クルとボイス)左右に別れて「何でもないよ」みたいな顔をして行ってしまう。
「ナンダよ、母ちゃんに見られたくないってのかよ、見せたら負けだと思ってんのかよ、二人の仲よしブリを!!」思わずブツクサ文句を言う。

どうも今朝は体調が悪い。
まず食欲が湧かない。なんか吐き気がするし。
この「鋼鉄の胃袋」を自他共に認めるワシが「吐き気がする」なんて事は滅多に無い、本物の異常事態である。

自分の体調のおかしさに決定的に気がついたのは、お店の中を歩いていて、その店の奥から総菜を作る「魚を煮る匂い」が漂ってきた時に、思わず吐きそうになった瞬間だった。
「おかしい、絶対おかしい!」
普通なら、「美味しそうな匂いね、今日のお昼ご飯は何にしよっかな?グー(腹の虫の音)」で済む物が、なんでこんなにもキボヂワデゥイ(気持ち悪い)のでしょうか?

ノロウィルス!?」と唐突に思い当たり、「あわわわ」と一瞬慌てる。
そして次の瞬間、「前にノロウィルスに感染したのは、コオニタンの妊娠初期だったー!」と思い出して、そのついでに、「前に吐き気を覚えたのは妊娠初期だったー!!」とかも思い出しちゃう。

「あああ、どうしよう、ワタシのお腹には不義の子が!!!」と言ってみる(冗談ですよ)
もし居たにしてもダンナの子に決まってます。
そしてよくよく考えたら、「夕べ食べた賞味期限の切れた生クリームが良くなかった気がする」と思い当たったりしたのだった(ちえー)