山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

春の嵐

大雨で目が覚める。
台風みたいな風が吹いてて、ピロティに置いてある色んなものが(バケツとかジョウロとか)吹き飛ばされる音がする。
「うーむ、なんか外が凄いな」と夢うつつで聞いていたら、突然、クルちゃんが「ニャン!」と言いながらベッドに飛び乗ってきて、「ゴソゴソ」とワシの布団に潜り込んできた。
「うお?」と触ると、クルのスムースの毛並みが水でびっしょり(--;
「濡れて帰ってきた!」と言いながらパッキリ目が覚めた。
取り合えず布団から出て、クルをタオルでゴシゴシする。時計を見る。6時20分。
「ち、もう起きる時間か」(夏場は5時台に起きるが、その他の季節はこんなもの)
外に新聞を取りに出ようと玄関を開けたら、開けるや否やボイスが「オワワワーン」と言いつつ玄関に乱入。
あまりに雨風が強くて犬小屋の中にまで雨が降り込んでくるのを我慢していたらしい。
「あぁ、ごめんごめん。もっと早く入れてあげればヨカッタね」と言いつつ、ボイスを玄関マットの上に上げる。
外を見ると「雨が横に降っている」し。
ものすごい荒れ模様のお天気で、台風並みの南西の風が吹きすさんでいる。
(我が家は三方を山のりょう線に守られているので、南西の風しか吹きつけない)
「こりゃあ、自転車は無理だなあ」と思う。

とりあえず長女を起こして、「今日は学校に送ってあげるよ」と言う。
すると長女、「ヤター!初めてー」と大喜びしている。
「だって、美術部の友達はみんなスグ送ってもらえているんだよ。私だけだよ、なかなか送ってもらえないのは」だって。
「アナタは一番学校の近所に住んでいるから当然です!ウチのポリシーは『子供と犬は甘やかさない。甘やかしていいのは猫だけ』です」と言って聞かす。

大荒れの天候の中、コオニタンを連れて長女を中学校へ送る。
やはり「何処の家庭も考えることは同じ」で中学校前は子供を送る家庭の車で渋滞中。

送った後、その足で買い物に出かけ、早朝から営業している産直販売所へ。
レジのパートさんに「あれ?もう一人下にお子さんいませんでしたっけ?」と言われる。
「いやいや、この子が下の子ですよ。ついこの間までベビーカーに乗ってましたが、幼稚園を卒園したんで久しぶりに連れて買い物に来ました」と言うと、
「うわー!私が年取る筈よねえ!!」とパートのおばちゃん、感嘆なさる(^^;