山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

羊犬、締められる

朝、漁師のおばあちゃん来る。
本日は巨大鯛の揃い踏み。
大きな切り身(尾頭付き)を購入。

「今日の夕飯は頭を塩焼きにして、片身は煮物に。アラはお吸い物にして鯛のコース、くっくっく」と喜びにフルエる。
あまりに大きな切り身なので、「元々はどれくらいだったんですか?」と試しに聞いてみる。
「う?ん、こんくらい(このくらい)あった」と漁師のおばあちゃん、両手を指し渡す。全長60cmくらいか?
立派な大鯛。美味しく骨までしゃぶるぞ。

ベビーカーをひかせてボイスの散歩。
庭先の花の手入れをしているMさん(ご近所さん)に会う。
「あれ!?ボイス、もしかして毛ぇ、切ったぁ?」とビックリなさる。
「あはは、私がカットしたんですよぉ?。暑そうだし」と答えると、
「いいよ!上手よぉ!!涼しそうだし、ボイスの印象が全然違うわ。可愛いわぁ!でもなんで、コンナニ羊みたいなの?毛のせい?」と言われる。
どうやら、「家族以外の人の目から見て」も、「羊」に見えるらしい>ボイス。

散歩続行。
今度は孫を連れて散歩中のSさん(ご近所さん)に会う。ボイスを見るなり、「あらっ!?なに、コレ??切った?もしかして??」と言われる。
「はい、私が昨日切りました」と答えると、
「よく切らせたねえ。ウチの犬(ハスキーMIX)は絶対、触らせないよ。切ろうとしたら多分噛まれる」とおっしゃる。
「ウチの犬は大人しいから、切らせてくれましたよ」自慢げなワシ。
「でも、可愛いねえ?。色も全然変わってしまって、上手にカットしてあるねえ?。毛がイッパイだから、羊みたいね」と言われる。
そうか、やはり、「家族以外の人の目から見て」も、以下省略。

しかし、この羊犬は、散歩からの帰宅後、子鬼が「ボイちゃぁ?ん♪」と言いつつ背中に乗ろうとしたら、嫌がって急にどく不届きブリを発揮。
子鬼をコンクリートの上にすっころがしてしまい、ワシの大目玉を食らう。

「アナタの仕事は子鬼を背中に乗せることなの!多少重かろうが苦しかろうが(首にまたがっていることも実は、多い)我慢しなさい!!急にどいたりしてすっころがすコト、まかりならぁーん!!」
ボイス、ビビル。仰向けになって「降参降参」とヤルから、小鬼ごと一緒にまたがって「ワシらが優位じゃけんね!」とキッチリ締めておく。
ウチでは犬の順位は「常に最下位・人より下」
ココで子鬼を泣かせることを許容したら、本犬の為にならない。