山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

タマ抜かれ犬バトン

バトンがついに「タマ抜き犬」になりましたよ…
ボイスの時は、ワシが妊娠後期で、ボイスの世話はワシ一人でやっていたので(夫は当時、「お前がもらってきた犬だから俺は世話は一切しない」という態度だった<さすがに飼い始めて10年過ぎたあたりからは散歩もしてくれるようになったが、それまではほぼワシ一人であの大きな犬をしつけて制御していたのです_しかも最初の方は大きなお腹でw)
やむにやまれず(おとなしい犬だったのにもかかわらず)去勢手術したんですよね…
赤ん坊を産んだあと、ワシとボイスの関係がどうなるかも全然わからなかったので。

でも、実際は、ボイスとワシは最後まで強い愛情に結ばれたベストカップルでしたなあ。
死ぬまでボイスはワシを全身全霊で守ってくれた、優しくて強い大きなボイス。
ボイスという犬はすごくいい犬で。ワシは彼の生涯、ただの一度も噛まれたことはなかったですね。
大きなボイス(26kg)を無理やり抱え上げて、「ほれほれ可愛い子犬ちゃん」と可愛がると、ボイスもまんざらでもなさそに喜んでましたっけw
ボイスの子犬も欲しかった&見たかったですなあ。
この一点だけがすごく悔やまれます。

バトンは獣医さんの方針で、「ウチではオス犬はオス犬として一生を送らせることにしている」に従って、今まで手術はしてなかったのですが。
やはり、バトンは臆病が過ぎて、このままではワシの両手が穴だらけになっちゃうので、
「タマを抜けば少しはおとなしくなるかな?」というかすかな期待を込めて、手術を受けさせることにしたのです。

もしもコレがワシじゃなくて他所の人に咬傷事件とか起こそうものなら、バトンは薬殺を免れない事態になる_と思えるほどに発狂した時の凶暴性がすごいのです。

まあコレで一応、できるだけの事はやった…とう事で。
沖縄でボーダーの捨て犬が異常に多いという理由がわかりました。
臆病が過ぎてパニックになった時に凶暴化する個体が多いんですね(多分)

ボイスも最初はすごく怖がりで臆病な個体だったんですよね。
それを根気よく、ものに動じない肝っ玉の太い犬にしつけたのはワシ_という自負があったのですが。
やはり、犬自身の生まれ持ったキャラクターというものもあるんですよね。
ボイスも去勢手術後、たゆまぬ努力と根気強いしつけで、あそこまでいい犬になったんだから。
うん、バトンも少なくとも、ワシの両手を穴だらけにするような状態からは脱出できるでしょう(バトンが発狂するポイントもなんとなくわかってきた)

あとはジンゴロウちゃんにまたがってハスハスするのをやめてくれたら、ジンゴロウちゃんに静かな老後がやってきてありがたいんですが…
(ちなみに手術費用=25515円 ボイスの時の倍でしたw<怯えすぎて麻酔が効かなかったらしい)

散歩中、藪の中に入って遊んでて、出てきたらこんなになってたボイス
楽しそうw