山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

バトンとアナグマがエンカウント(3回目)

※本日のブログには死体写真が出てきます。

苦手なお方は読まないでくださいm(_ _)m

 

さて。今朝のこと。

洗濯機が止まったので、ワシは寝室前のウッドデッキに出て洗濯物を干しておりました。

最初、バトンはいつものように薪置場前のベンチの上で横になってて、涼んでおりまして。

「とーちゃんがもう少ししたら散歩に連れてってくれるからね」

などと話しかけてたら、バトンが起き出してきて、玄関前に居座ってw

オットが起きてくるのを「今や遅し」と待ち構えてたんですね。

 

「洗濯物を干し終わったらオットを起こして散歩に行かせよう」

と思いつつ洗濯物を干してたら、突然バトンが立ち上がって走り出し、裏山方面に向かって行った_と思ったらなんか悲鳴みたいな叫び声が上がって来まして。

 

「あ、しまった!なんか野生生物とエンカウントしたな」とすぐに気が付きました↓

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※バトン、裏山近くの仕事部屋裏で野生生物とエンカウントしておりました。

 

「あ、いかん!下手したらバトンが怪我をする」

と思いましたが、ウッドデッキからは様子が見えないので、階段室に移動して、バトンが何と戦っているのか肉眼で確認しました。まるまると太ったアナグマでした。

 

知らないヒトは知りませんが。

アナグマってこの季節、結構凶暴でして。

自分が「ココ」と決めたら梃子でも動かない生き物です。

よだれをダラダラ流しながら牙をむいて威嚇してきます。

下手をするとニンゲンでも襲われます。

 

バトンは戦っているけど、ワシにはどーすることも出来ないので、「バトン頑張れー」と声をかけるしか出来ませんなんだ。

 

この季節のアナグマが凶暴な理由の一つが、「縄張りの拡大」という生存欲求によるものらしいのですが。

何年か前に、同じ町内に住む友人が、床下に子連れのアナグマが入ってきて、一晩中、出ていってもらうためにケルヒャーで放水しながら戦ってた_という話を聞いたことがあります(彼女は恐怖のあまり、水を掛けながら「お願いだから出ていってーこっちにこないでーー!!」と叫んでたらしい)

 

田舎だから、野生動物とヒトのエンカウントは避けられないんですよね。

先代犬のボイスはもともとイノシシ猟のためにブリードされた四国犬とハスキーのミックスだったので、イノシシにエンカウントすれば、ただその本能に従い、イノシシの頸動脈を狙って、一撃でイノシシを倒してましたが…

 

バトンはボーダーコリーミックスなんで、基本、行動は牧羊犬ですよ。

野生生物と戦うようには出来てないんです。

 

今まで2度、「朝起きたら何故かアナグマが中庭で死んでた」って事はありましたが、基本、バトンが野生動物と戦っているのは見たことがなかったんですよね。

今回、初めて見ました。

ものすごく根気強く、細かい攻撃を加えてはとどめを刺しておりました。

弱虫で臆病な犬なのに、頑張って、数十分掛けてアナグマを倒しました↓

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この前足の爪を見てよ!!↓

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アナグマは「地下帝国」と呼ばれるほどのトンネルを作って、そこで暮らすので爪がものすごいんです。

大きな傷はありませんでしたが、鼻先を軽く洗ってやるとバトンの鼻先に数箇所、穴が空いておりました↓

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「よしよし怖かったね」

と甘やかして、いつもより多めにビーフジャージーをあげました。

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