山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

蜂蜜色の羊犬(ひつじいぬ)&乙女のポリシー

ダンナが朝、ボイスと散歩に行こうとしたら、子鬼が
「散歩、ついて行くー!!」と主張するので、ベビーカーをボイスに装着して出かける。
ワシは留守番。
出かける後ろ姿を見ながら、なんか、首の辺りの毛のツンツンしたシャープでソリッドな雰囲気(?)がスッカリ失われてしまい、別犬に成っちゃったボイス・・・と感慨に耽る。

全体がモコモコと丸いラインで「羊ちゃん?」だし。色も「蜂蜜色」だし。
尻尾は全体を丸々残したせいか、後ろ姿は「タヌキ?」だし、さても面妖(綿羊←シャレ)な生き物である。
ダンナはそんなボイちゃんを見て、
「みっともねー、かっこよくねぇー」と容赦ナイのだった(--;

小一時間のお散歩後、全員無事帰宅。
山道をベビーカー付きで登ってきたワりには、ボイスの息が上がっていない。
ひょっとしたら、涼しいのか?やはり??

帰ってきて、ベンチに座ってクールダウンしている最中もそんなにハァハァ言ってないし、水の飲み方も大人しいモノだ。
「もしかして、毛刈りって有効?」ほくそ笑む、ワシ。
どうも、トップコートの邪魔(防備)がナイ分、コンクリートの冷たさが心地よいらしく、ウットリ♪と横になっているし。
「毛刈りしてヨカッタ?」ボイスに聞いてみる。ボイスは尻尾振って、ご機嫌。

ダンナが「今、日曜の朝『セーラームーン』の再放送やってんのね。久々にエンディングテーマの『乙女のポリシー』聞いたらイイ曲だった。胸にジンと来たよ」と言う。

「あぁ、アレは名曲だね。日本のアニメソング名曲の五本の指にはいるよ。女の子の応援ソングとしてとても優秀だし。最近セーラームーンのキャラクター商品が、また、店に並んでいるのは再放送で人気が再燃しているせいなのかー」と、ワシ。
「アノ曲聞いていると、シミジミ胸に響いて涙するモノがあるね・・・それに、実はオレ、プリプリ聞いても涙が出る」←思わぬ、夫の告白。

「え??プリプリってプリンセス・プリンセス??『ダイアモンド』とか??」驚くワシ。
「そうそう、あんなの聞いたらお父さんは泣いちゃうんだよ。けなげな女の子、ガンバレってね」
「あ、ソレは君がヤハリ二人の娘の父だからなのか?」
「う?ん、多分そうだ」
「あ!ソレに君の好みの女性のタイプは『けなげな人』だったな!!」
「そうそう。わはは。頑張っている女性が好きだ、オレは」
「ワシも家事頑張っているもんな?」←一気に、論点がズレる。