山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

セーラー・ムーンがいる家・ボイスの来客の見分け方

子鬼が昨日から「自分はセーラー・ムーンである」と主張。
そもそもは、昨日の夕飯時。
食器を並べる前にテーブルを拭いて貰おうと、子鬼に向かって
「テーブルをコレで拭いてね」と台ふきんを渡したら無視された事に始まる。
子鬼が無視して「聞こえないフリ」をしているので、
「セーラー・ムーン、テーブルを拭いてくれたまえ!」と命令口調で言ってみたら、
「あいあーい!」とスグにやってくれたよ(--;;
どうも、その一件以来、子鬼は「私の正体はセーラー・ムーン?」と思ったらしく、「なっちゃん」と名前を呼んでも反応しない。
なっちゃん違うよ。セーラー・ムーンよ!」と言い返される始末。とほほ。

午前中、久しぶりに犬車で散歩。
側溝のフタの上を通っていたら、フタの穴にベビーカーの車輪がひっかかる音がカタンカタンと規則的に聞こえてくる。
ぼんやりと聞きながら歩いていたら、子鬼が振り返って、
「お母さん、この音シュシュポポみたいね!」と言う。
「あぁ、そうだね!ホントだ」いつか子鬼を蒸気機関車に乗せてあげたいなあ。

お昼前に漁師のオバアチャンが行商に来る。
姿も見える前から、何故ワシはいつも「漁師のオバアチャン」だと判るのか?超能力か?透視能力か??

正解は「ボイちゃんが教えてくれるから」である。
ボイちゃん、漁師のオバアチャンが山道を登って来る時のその原付のエンジン音を聞きつけると、日向ぼっこで横になったまま(^^;で「うぉんうぉん!」と吠えてワシに教えてくれる。

ガス屋さんの時(検針の人のみ・ボンベの配達の人はいちいち教えない)は立ち上がってチンチンしながら「ウオッウオッ」と吠えて教える(検針の人は、ワシと世間話して、ボイスにビスケットを与え、ウチの庭でひとしきり遊んでから帰るのを楽しみにしているので)

つまり、ワシに用事がある人、ナイ人を見分けて、ボイスは二階にいるワシに吠え方を変えることで教えてくれるのだ。
だから、初めての宅配の人は「用事(ワシに話す必要が)があるのかどうか」が判らなくて、黙ってみているだけになるらしい。
ボイスはボイスなりの理屈で自発的に吠えているのだ(その証拠に滅多に吠えない)

今日の夕方に来た宅配の人は、ウチは初めての人だったが、犬好きらしく、ボイスと目があった途端にボイスが反応して「キューキュー」と甘えた声を出した。
配達の人は「甘えん坊ですねえ」と笑った。