山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイちゃんに真実を告げる

雨の誕生日>ボイちゃん。
四歳である。

四年前、ボイちゃんが知人宅に生まれた事は知ってはいたが、自分ちに来るとは当時、マサカ夢にも思っていなかったモノだ(ふー)
人生、なんやかやあって(詳しくは「別館*山麓庵」内「ボイちゃん物語」参照)、ボイちゃんはワシの家に養子に来た。

時々ワシは「ボイちゃんは、ワシが腹を痛めて産んだ息子よ」とボイスの耳元で囁いてみたりする。
と、ソレをすかさず聞きつけて、せちたろーが
「ウソよ!ボイちゃんはプリンちゃんが産んだライの息子よ!!お母さんが産んだ、本当のコドモじゃないのよ」
ナンテ残酷な事を笑いながら言い放つ。
ワシは「止めてー!ボイちゃんが傷つくような事を言わないでー!!」と、思わず、ボイスの耳を塞ぐ。
そして、「ゴメンね、ホントは産んでないの。でも、気持ちは産んだつもりだからね」と言い訳してボイちゃんを抱きしめたりする。
ワシはバカなのかもしれまへん・・・愛は盲目ってーか、親バカ?

一日中ひどい土砂降りなので、散歩はお休み。
ボイスは一日中フテ寝。
せめてもの慰めに、牛のヒヅメをプレゼント。
両前脚で挟み込んで、楽しそうに齧って遊ぶ。

朝方、漁師のおばあちゃんがこの土砂降りの中、行商に来る。
見せて貰ったら、目の下40cmはあろうかという大物の天然鯛!
一匹1800円とのこと(安い!)
「でも、お客さんでも来てないと、コレはウチの家族だけでは消費しきれないわ」
と残念だが断り、5匹500円のカワハギをいただく。
最近、せちたろーがカワハギのキモの美味しさに開眼してしまって、「食わせろ!」とウルサイのだ。
「雨が降ったから行商は止めようと思ったけど、夕べのうちに用意していたから来ちゃったの」とおばあちゃん。
商売熱心な人である。子鬼、相変わらずお土産を貰っている(飴)

ダンナの脚を見せに病院へ行く。
すると、病院は老人で満員御礼中。
とてもじゃないが、この行列に並んでいたら、診察はギリギリ昼前であろう。
ダンナ「時間がモッタイナイ!帰るぞ!!」と途端に不機嫌になる。
まあ、確かに今朝からは、もう両足でキチンと歩けているし、まだ湿布薬は残っているしねえ。

雨は降り続き、ビデオで「シャイン」と「フェイシズ」を観る。
感動して泣く(またかいぃっ!?)