山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夕方から雨・まさに「ビフォア・ザ・レイン」

秋晴れ。漁師のおばあちゃん、行商に来る。
本日のお買い物は虹色に光り輝く大型の「アジ」二匹。600円。
おばあちゃんが行商に来ないと、ワシら一家は魚が食えんのよ。よよよ(泣き真似)

ボイちゃん散歩。
先日の一件(ダンナがボイちゃんを許した)以来、ボイス、新聞屋に全然吠えなくなった。
ダンナがその理由を考えるに、
「俺が肉離れになって、足を痛めているのを見て、『ダンナが弱っている!ダンナがボスを務められなくなっているのなら、アッシが皆さんをお守りして・・・』と思ったのではないか?」と言う。
カモネ。
ボイちゃんにとっては、ダンナは「永遠のライバル」(?)
「男と男、拳で戦ってきた仲」
その均衡が崩れたというのが本当の所なんだろう、多分。

ダンナが仕事の忙しさにかまけ、ボイスににらみを利かせるのをチョット手抜きしてたらたまたま、足を痛めていよいよボイスに舐められ(?)、よってボイスに「ややアルファが出た」という事が真相なのだろうな。
でも、すっかり元通り。
ボイスは新聞屋にも吠えず、静かに暮らしている。

散歩も短いリードでも嫌がらずに元気に歩く、ボイス。イイ子だ。
風は冷たく、長袖のスウェットで丁度イイ気候。

家に帰ったら、甚五郎を連れて獣医へGO。
甚五郎の「健康管理カード」を作ってもらい、ワクチンを接種。
体重は2kg丁度。生後三ヶ月という所だろう。

「クルとの仲はどお?」とドクター夫人に聞かれる。
(クルは去年の春、ここのドクターの自宅前に黒猫ヤマ●の宅急便の箱に入れられて兄弟ネコと一緒に捨てられていた)
「いやもう、全然。コレがホントの親子かと思うくらい仲が良くて自慢自慢」(←自慢して鼻の穴が広がるワシ)と言うと、
「ソレは先住の動物のココロが優しくないと出来ないことで、ナカナカ難しいのよおー」と、ドクター夫人。
「もう、ウチはクルちゃんもボイちゃんも優しい心が広い、イイ子なのですー!」言い張る、ワシ。
タダの親バカ丸出しオバハンである。

家に帰って見たら、子鬼。耳の後ろに「とびひ」が!
慌てて皮膚科に連れて行く。
診断結果はやはり、「とびひ
飲む薬と塗る薬を貰って帰る。

ビデオで「ビフォア・ザ・レイン」を観る。
感動&驚愕。
この残酷で美しい世界、人は何が出来る?ナニを残す?ナニを語る?
歴史の底に沈殿する個人の物語を描いた秀作。
しかも、さりげなく希望も語られるところがすんばらしい!!