山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ダンナ、ボイスを許す

ボイちゃん「愛情遮断の刑」続行中。
餌も散歩も愛情もナシなのに、文句言うわけでも無く、ひがむでなく、「のほほん」とワリに普通に暮らしているボイちゃん>ニクイ奴。

「なんでかなー?」とは思っている(のか?)ようだが、「餌も散歩もないのはヘンだけど、それならソレでいいやあ」といつものように半笑いをたたえて暮らしている。
「先天的に楽天的な性格」なせいか?
子鬼が時々コッソリ構ってヤッテ可愛がっているセイなのか?
特別の不平も不満もなく、心静かに暮らしている。
やはり、結構タフな男だ、ボイちゃん。
飼い主の方が「打たれ弱い」のかも?(自爆)

愛情を遮断されたからと言って、別に不安に陥ってパニックを起こすでなく、不満だらけになってギャンギャン吠えるでなく、「撫でて欲しいなあ」「声、かけて欲しいなあ」という視線を一瞬送って来るだけ。
ワシがあからさまにボイちゃんを無視してクルを可愛がってたりすると、「あっしもー」と鼻先をこすりつけてくる。しかし、ソレでもワシが無視すると「しょんぼり」と退場する。
せちたろーはその様子が「可哀想で見てられない」と言って自分の部屋に逃げ込んで泣いている。
ワシも可哀想だが、ココロは鬼にしてボイスに冷たく当たる。
しかし、この「愛情遮断」はホントに効いているんだろうか?
ニンゲンの方に効いてないか?

天気良く、庭で甚五郎が遊ぶ。
クルもやって来て、両者、転げ回りつつ遊ぶ。
ホントにこの両者は仲がいい。実の親子、兄弟以上(以前、兄弟猫を飼っていたことがあるが、このクルと甚五郎ほど仲良くはなかった)
間合いを取りながらいつまでも仲良く遊ぶ。
ボイスはソレを羨ましそうに見ている(チクチク←胸の痛み)

夜、ダンナが打ち合わせから帰って来て、料理中のワシに「今、ボイスを許した」と言う。
帰ってきたら、ボイスが仰向けになって尻尾をパタパタ振ってお出迎えしたので、ダンナ、すかさず上に乗り(マウント=犬社会では上位のモノが下位のモノに対してヤル)「謝るか?反省したか?」と聞いたら、耳を伏せてぺろぺろと「恐縮舐め」(犬社会ではボスに対するゴキゲン伺い)をヤッタので仲直りしたらしい。

せちたろー、「やったー!ボイちゃん可愛がっていいのね!?」と叫んでアニメの途中だったが急いで階下に降りてゆき、ボイスを撫でる。
ワシも料理を放り出してボイスを可愛がりに走って行く。
犬を愛せるシアワセ。