山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

名店の味の後にジャンクフード

ダンナが夕べ、打ち合わせの帰りに「本日限り全作¥100均一大会実施中!」のレンタルビデオ屋に立ち寄って、山ほどビデオを借りてきたので、せっせと見る(日曜日、ワシが借りてきた分もあるし)

一発目「本当のジャクリーヌ・デュ・プレ
イギリスのテレビ局「チャンネル4(フォー)」が持っている映画会社の作品。
最近、良質のイギリス映画を観ると、大抵はココの作品だったりする。
期待して、観る。

スキャンダラスな部分のみが語られるコトが多い映画だが、ワシ的には「とても情感と共感がこもった映画」と感じた。
結果的に「姉のダンナを寝取っちゃう音楽の天才の妹」という設定も、自然に感じられたし、
なによりももっと普遍的な「女の幸せ」みたいな部分にまで話を拡大してこの悲劇的なストーリィを語ったのがこの作品の成功の一因か?
「実話」というトコロがビックリだが、脚本がとてもイイ。
男性であるが、女性のココロをよ?くご存じ。
日本にはナカナカいないタイプの脚本家。「大人のご意見」の世界を堪能する。

最近、色んな国の映画を観て、シミジミ、「日本人は恋愛に向いていないのかも?」と思うコトが多し。
自分の身も心も溶かすような、全存在を捧げるような恋愛というのを描いた日本映画にお目にかかれないせいか?

ソレにしてもこのタイトルはヒドイ。
原題のほうが「百倍マシ」
ネタバレになるので、詳しくは書かないが、この映画の決め手となる台詞は実はここ10年くらい、ワシがよくダンナに向かって話してる内容と一致している。
不思議だ。ワシは死期が近いのか?(のワリには10年も言い続けてる)

二発目「風雲・ストームライダーズ」
千葉真一ことソニー・千葉の香港映画。
ワシは実はココ13?4年「香港映画ファン」である。
ツイ・ハークをキッカケにずぶずぶずぶとハマッたのだ。
(一番好きなのは「チャウ・シンチー」作品か?)
期待して観る・・・・・

・・・・・・・期待したワシが大馬鹿モノでした(大反省)
薄っぺらな俳優総出演。美意識の欠片も感じられない画面。ツッコミどころ満載の脚本。
「新春スターかくし芸大会」並の演技の応酬。
キミは何分間コレに耐えられるか!?
もう、ワシとダンナ。二人して映画にツッコミまくり。
腹の皮がよじれ放題に笑う。

ソニー・千葉の「ほっぺたでダンベル持ち上げられそうなくらい、気合いが入った演技」に感動。
しばらく、二人で物まねして遊ぶ。